【ネタバレあり】薄幸令嬢は氷の若君のお気に入り～こぼれた恋は涙色～のレビューと感想（7ページ目）

やり難い時代

色々なことがやりにくく、男と財力でものを言えた時代、こんな女性がたくさんいたと思う。ただ表に出ることがなく女性というだけで発揮できなかっただろう、とこの漫画は少女漫画の恋沙汰だけでなく色々感慨深いです。

経営

見た目が可愛いだけではなく、頭が良い女性って本当に魅力的。
この漫画は、大河ドラマを読んでいるような、素敵な漫画です。

頭

少女漫画でありがちなのは、とにかく見た目が良い。でも、彼女の場合、頭がよく、上に立つ者の才能を持っていると思う。見てて楽しい。

どうか火事の原因がお父様のタバコのせいではありませんように！

この先がワクワクしちゃう！

また、ありきたりの、虐げられた娘が金持ち旦那に好かれる二番煎じ、三番煎じなお話かと思ったら、違ってました！！
逆境から色々なアイディアから店を持ち直すヒロインがとても素敵です。先が気になって気になって、、、展開にワクワクしてます。

無料配信分の途中です。ヒーローはちょっと嫌味な感じですけど…でもきっと初対面の時から少し惹かれてますよね？ヒロインは健気で真面目な女性。番頭さんは味方っぽいし、嫌な女工が去ってからは加工場の雰囲気も変わったように見える。途中に出てきたシーンやセリフから予想するに、もしや同じ事故で親を亡くして、しかもその事故の原因がヒロインの父親？と思うけど、きっとそれは誤解で、ハッピーエンドに向かってほしいなと思います。

時代物

時代物が好きな人は楽しんで読めると思う。あんまりそう言うシーンもないし控えめな恋愛ものが好きな人にはおすすめ。

時は大正時代、千葉県佐原は商業で栄えた華やかな街、菊子はそこで育った。
菊子は十年前の船上の火事の事故で両親を失い、叔父の家に厄介になっている。叔父とその家族に酷い仕打ちを受けていて薄幸な女性だった。

そんな菊子の前に現れた清磨は、『氷の男』と異名を持つ実業家。
清麿もまた、佐原には恨みにも似た複雑な感情を抱いている。
そして清磨は冷徹にも、菊子に更なる試練を与える。

だが、相手の欠けた心に惹かれてか、二人はいつしか互いを意識し合うようになる。

女社長になった菊子の会社立て直しがおもしろい！家族を亡くし引き取られた先でいじめられてもくじけない菊子のサクセスストーリー！

奮闘する菊子

両親を亡くして、子供の頃から不憫な生活を強いられてきた菊子。健気に頑張って生きる姿に感銘を受けます。やり手の若社長を納得させ、融資を受けられると良いですね。