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3話完結なので、完全ネタバレ…かな?
いろいろ策を巡らせようが、何をどうしようが、アドルフ王子との婚約破棄ができないでいる公爵令嬢アルナ。そりゃ、そうだ〜、だって婚約の条件は、派閥でもなく、家格でもなく、品位でもなく、容貌でもなく、「アルナ・リンツであること」だから…。アルナ〜、最初から無理ゲーじゃん!幼い頃の一目惚れを拗らせ、あなたを手に入れるために、ひたすら努力してきた王子サマの本気、甘く見ちゃいけなかったねー(笑)。
アドルフの言葉や行動は、確かに鬼畜っぽいけれど、そこかしこにアルナに対する愛と独占欲が溢れている。「アルナ・リンツだけが アドルフ・フォン・クライサスの 唯一の妃である」とまで決意しているのだから、アドルフの本気は、ホントに本気。でも、ちゃんと口に出して伝えないと、あなたの真心、鈍感アルナには伝わらないみたいだよ。
作画の生還先生は、「鬼畜王子」を描かせたらピカイチ!長編も短編もよきですが、特に今作はエロが濃縮されていて、構成も分かりやすく、生還先生の鬼畜王子シリーズ?入門編としては激推しです。1話単位ではなく、ざっくり200ptの作品と捉えて、購入されることをお勧めします。
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