【ネタバレあり】竜馬がゆくのレビューと感想

最初は、

「コウノドリ」を描いてる先生だ！と思って
読み始めました。でも面白くて止まらない。
元々、幕末ものは好きですが「新撰組」側から描いたものが多くて。
意外と「竜馬側」の視点から描かれたものが少ない。
より人間的魅力を感じます。

また、優しい「ひょうひょう」とした絵柄なのに、
以蔵〈後の、人斬り以蔵？〉が猫を斬ってしまった時の、
「いたわりの心を持て！」と諭す時の表情には、すごい迫力があり、
読者の一人として、ぞくっとしました。

👆現代社会においても、小動物に対する傷害事件に
これぐらい厳しい態度で諭すことができれば、世の中の犯罪が増えないのでは？と
感じたぐらいです。

竜馬がゆく、は何度か読んだし、坂本竜馬をより魅力的に描いた本作品最高！
竜馬の人たらし具合が全面に出てる！
多分本人より色っぽい美男子にも描かれてる。

さすが、司馬遼太郎原作

司馬遼太郎先生の歴史小説が原作なら、面白いに決まっています。日本人なら誰でも結末はわかっているけど、やっぱり主人公の人生の描写が気になります

司馬遼太郎原作の漫画化とのことで。
そりゃーおもしろいに決まってるじゃんw
男たちの青春群像ですからね。
ただ、物語を魅力的にするために
事実とは異なる部分も多分にあるので、
フィクションとして楽しんで欲しいかな。
実際の竜馬はヒーローでもなんでもないから。
ある意味マリオネット。

歴史ものちょっと苦手なんだけど、これは凄く面白い。自分の中にある少しの知識と重ねてワクワク読み勧めています

小説に忠実です

良くも悪くも小説に忠実なので、司馬ファンにはおすすめですが、勝海舟を美化し過ぎているので、本物の歴史好きにはおすすめできません。

新たな魅力

作者さんは、以前バガボンドの井上さんのアシスタントをされていたと聞いた気がします。なので、やはり影響というかタッチが似ています。誰もが知る坂本龍馬、始まりは暗殺シーンからスタートするので、切ない…司馬遼太郎原作の漫画化、コウノトリを書き上げたように、真面目に、忠実に、ヒューモラスに描いてくれそうで期待大です。

あんなに気弱な少年がまさかの成長。
時代を動かす青年になるなんて…
中々出来る事では無いよね。
時代を作ったよね。

鈴ノ木先生の歴史モノ！

コウノドリの作家さんが、これまた歴史モノ！？
びっくりですね！
しかも司馬遼󠄁太郎の竜馬がゆく。
しかし、骨太な絵を見るとなるほど、と思うわけです。
さて、鈴ノ木史観やいかに。

絵柄は好き好きだけど、コウノドリの時から見てたので私は好きです。
龍馬伝などの時代ものに挑戦してみようと思いつつ挫折していた自分には好きな作家さんでとても読みやすいです。