【ネタバレあり】ちょっと今から仕事やめてくるのレビューと感想

仕事を辞める決断ができる精神状態にもどれてよかったね、と思える作品。そうなれなかった双子の兄をもつ弟が、たまたまみかけた見知らぬ主人公が同じ状態にあるのに気づき、なんとかしようと奮闘。彼も今回は気づけて救えてよかったねと思う。

ブラック企業の新卒営業マンが、尊敬する先輩の罠でミスをし会社に居場所がなくなり追い詰められて、同級生を装って声をかけてきた男性に救われる話。男性は双子の兄弟が同じ状況で先立ってしまったので、声をかけざるを得なかった。営業マンは最後ふるさとに帰って自分を取り戻しハッピーエンド。よかったです。

短いお話ですが、心にグッと来ます

頑張ってエリート的に生きて来た青山君が、就職を安易に決めて満足していたのですが、そこはブラック企業。

残業当たり前だし、休日もなく、サザエさん症候群。月曜日は死にたくなってしまい、もうあと一歩で電車に飛び込む所を

いきなり小学校の時に大阪に転校して行ったという同級生に手を引っ張られ、間一髪で助かり、一緒に飲み屋に。

でも、この同級生、覚えがなく、他の友達に連絡して確認して、いたな…という話になります。それからその同級生山本君は関西弁で

楽しくて青山君も気持ちが楽になる。色々と教えてくれて、ネクタイを明るい色に替え、髪を切りサッパリと…、そしてドンドン変わ

って、契約も小さいモノも取れる様に。そんな時大きな契約になりそうな取引に大きなミスが発覚。頑張ったが外され、ダメ社員扱

い…実は、優しく接してくれていた先輩が仕組んだ事だった。その後、色々あったが、山本君の熱い思いで自殺寸前に引き止められ

、会社を辞める事に。山本君の双子の兄弟が自殺した時の後悔から同じ目をした青山君に声を掛けた山本君。青山君が新しく生まれ変

わって、自分らしく生きられる様になった。自分のために、そして自分を大切に思ってくれる人達のために。

共感した

会社を辞めたくなる、死にたくなると思った時に読んでしまいます。
また、人生とは何か？を考えるようになりました。

久しぶりに再開した友人が死んだはずの人だったっていうミステリアスな展開から、主人公が救われていくラストに優しい気持ちになれました。

気になるタイトル

作品名を見て気になりました。会社勤めは楽ではない。疲れる時もあるよね。最初しかまだ読んでませんが主人公には頑張り過ぎないように頑張って欲しいです。

題名に

題名に惹かれてポチっとなしてしまいました。でも確かに月曜日は憂鬱…でも、土日もそれなりに憂鬱だよ。主婦にとってはね。月曜日は希望の始まりでもあります、

考え方だけど

何でも考え方だけど、月曜日が嫌なのは確かに。まぁ、会社に行ってしまえば意外と何とかなって1日が終わりかけていたり、やっぱり考え方か。タイトルが斬新で、すぐに辞めて新しいことできたらいいのにって願望が詰まってる？最初しか読んでなくて続き気になります。