【ネタバレあり】[小説]最愛Ⅱ 君に誓う永遠のレビューと感想

白石さよさんの大ファンで読みました。すれ違いながらハラハラ・ドキドキでしたが、ハッピーエンドで良かったです。

大好きな作品

大好きな白石さよ先生の作品。前作が切なすぎて苦しかったので、色々あって時間がかかっても幸せになってくれて良かったです。尾崎さんが大人で素敵過ぎて幸せになってほしいです。

ここで内山さんが見れるとは。

白石さよさんの作品にハマったのは、奈都ちゃんと皆川さん編からです。

そこでは、内山さんは超イケメンの真面目な社員さんとして好印象でした。
こんな苦しい思いを経た上で、それでまた辛い思いをして、最愛の人と結ばれたなんて…もう涙が止まらなかったです。

一度は

想い合いながらも別れを選んだ人。再出発の為に結婚を決意した時にかつて愛した人と再会してしまう。揺れ動く心。

辛い断腸の想いで彼から離れることを選んだ彼女。一生彼を思い続けると決めたのに、尾崎副社長にあれよあれよと外堀を固められてしまい婚約してしまった。でも別れた彼の事を忘れるはずがなく逆に想いが強くなる。そんな彼女の頑なな彼への想いにどう足掻いても無理だと強行突破で身体の関係を持とうとして彼女を傷つけた。そのショックと後悔が彼を正常な考えに戻してくれて婚約破棄してくれた。彼女ご傷つかない形で…。せめてもの彼女への謝罪だろうな。15年1人の人を想う彼女の心を結果受け止められなかったという事だろう。過去を乗り越えて彼女は元彼と気持ちも身体も繋がり、親友だった亡き友も喜んでくれるだろう。

道のりは長い

めちゃコミさんにリクエストしたらすぐアップしてくださり、ありがとうございました😊「たまたまだと思いますが。。）

題名からわかるようにハッピーエンドですが、そこまでの紆余曲折がありすぎて、結子と篤史のタイミングの悪さにどうなるのかハラハラします。結ばれるのに何と16年を要し、結子と篤史はその人生の半分近くをこの恋に費やすのです。だからこそ最後に結ばれた時に読み手も胸を撫で下ろす事が出来ました。
この物語に悪人は1人も出て来ません。だから切ないんです。香穂の妹比奈子、幼馴染の淳平、結子に求婚する尾崎がキーパーソンとなります。そしてこの3人を動かしたのは他ならない結子の篤史への変わらない恋情でした。こんなに誰かを好きになれたら、幸せですよね。

前作も今作も街の風景や季節の移り変わりが丁寧に描かれています。これから読む方はそこも楽しんでいただけたらと思います。作者さん、素敵な作品ありがとうございました。