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まぁ、こういう家柄ならではの婚約ってあるよなぁー。良かれと思って自分たちの我を通そうと仕組んだ婚姻が、当事者には苦痛でしかなく政略結婚にしか思えず反対だと。まさかその相手が自分の上司だったら尚更、自分の身の上を隠したくなる。その上で好きになり、好きだと告白されたら、自分だけではない周りに迷惑がかかると心配してしまう彼女がコンプレックスと庶民という立場から逃げていたが、上司である彼は彼女を逃さなかった。従兄弟たちとの関係、祖父母との関係に悩みつつ彼女は苦しみもがいた結果、彼は腹をくくり彼女を手放さなかった。
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