【ネタバレあり】わたしは家族がわからないのレビューと感想(2ページ目)

わたしは家族がわからない
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3.1 評価:3.1 96件
評価5 20% 19
評価4 15% 14
評価3 35% 34
評価2 15% 14
評価1 16% 15
11 - 20件目/全55件

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  1. 評価:2.000 2.0

    考えさせられた

    自分の思う理想の「普通」を、静かにじわじわと押し付ける妻に耐えきれず、外に安らぎを見出だした夫。
    その安らぎは「浮気」ではなかったけど。

    虐待されていただろう、偶然出会った小さな男の子。
    ニュースになったのはその子か。
    自分が何かをしていたら救えたかも知れないと悩む夫に対し、自分が幸せならそれで良い妻。
    そんな夫の前に現れた謎の女性と子ども達。
    その、血がつながらないながらも強く結び付く「家族」に関わる事で心の隙間を埋めてしまった夫。
    自らも「父親」であるにも拘わらず…。

    夫の悩みや心に全く無関心で向き合おうとしなかった妻はともかく、何も知らない娘に、結局は心に傷を負わせた。
    自尊心を満たす偽善に酔い、本来は1番に守らなければいけないはずの「自分の家族」を捨てる事を決意したらしい夫。
    いいんですよ。それが夫の正義であるなら。

    許せないのは、妻にも娘にも向き合わず逃げを選んだ事(娘には最後に何か話したらしいが)。
    「君の理想の普通にはもう付き合えない」と、妻にきっちり告げて正式に離婚して、そして家を出れば良かった。
    なのに選んだのは蒸発。
    そんな事をして残された妻と娘が、その後どうやって生きて行くかなんて何も考えない行動。

    妻は長く勤めたパートを辞めたらしい。
    夫は、行方不明ということは仕事も辞めたのか?公務員だったのに。

    ラストシーンに「おかーちゃんが好きだったビスケット」とあり、どうやら「おかーちゃん」は今はいないらしい。
    拾った子どもに「帰りたいと言ったら帰す」と言っていた女性。
    夫の元に戻ったのか、病気で亡くなったのか。
    真相はわからないままだった。

    自分の夫や娘はどうだろうかと、いろいろと考えさせられたけど、どうにも後味の悪い話だった。

    • 3
  2. 評価:3.000 3.0

    最後のって。。

    おかあちゃんの好きだったやつだね、という言葉っておかあちゃんはもしかして病気なのか亡くなったのかじゃないかな!?と思いました。おとうちゃんの少し淋しそうな横顔がまた気になる終わり方でした。
    でも自分の家族とまずはぶつかりあってほしかったなと思う作品でした。

    • 0
  3. 評価:1.000 1.0

    自分の娘を虐待

    読んで後悔しています。
    一週間家族放置は妻と子供への虐待。
    言葉とか暴力だけが人を傷つける訳ではありません。虐待に心痛めたなら自分の子供を虐待するような事をしてはいけないでしょう。
    何を伝えたいのか分からない、全く説得力が無いストーリーでした。このような話が美化され旦那に同情する錯覚起こす方が居るなら世の中の虐待は止まらないでしょう。

    • 4
  4. 評価:3.000 3.0

    スッキリしないお話でした

    これは実話でしょうか?
    実の子の気持ちが最後とても悲しく伝わり、泣いてしまいました。この父親の気持ちは全く分からないし、ただの言い訳でただただ家族を捨てた最低ヤローってな事だけは分かります。自分の家族も守れないで他人を守れる訳がない。

    • 3
  5. 評価:3.000 3.0

    んー

    絵柄は独特ですが、内容はタイトル通り。旦那が失踪。そして……本当に何考えてるか不明。読んでて旦那に対し不快感はありますね。

    by ame0619
    • 0
  6. 評価:1.000 1.0

    我が子は二の次?

    被虐待児を守ったり保護したりそれはそれは大変な事だと思う。そういう人が存在することはありがたいし大切な事。素晴らしい事。ただ最も守るべきなはずの我が子と向き合わずにすることなのか?生きる道、生き方、生き様を最も導いてあげるべき我が子に隠しながらする事なのか?我が子が恵まれているから?
    私には、自分よりも弱い立場を助けて気持ちを満たしているようにみえる。口だけで何もしない人と比べれば素晴らしいことをしてると思うけど、わざわざ喧嘩をしにきた我が子の気持ちは置き去りでいいのか、この人は。私にとっては胸糞だった。

    • 4
  7. 評価:5.000 5.0

    起承転結のある「漫画」として読まないこと

    この漫画は、キャラがどうとか、ストーリーがどうとか、展開がどうとかを見る単純な作品ではないようです。
    見たり、聞いたり、考えただけじゃ家族といえど他人のことはわかりません。それぞれが考える「普通の幸せ」を手に入れるのは、けっこう大変なんです。
    平凡を壊すことを恐れて、真実を知らずに勘違いし続けることもできてしまう。
    作品の結末は、読み手のそれぞれに委ねられています。私達は、描かれている真実の側面しか見ていません。
    他人を理解するには、真実を知る勇気と歩み寄る努力が必要で、側面だけでは全然違う評価となることもしばしば。
    旦那は浮気じゃなくて実は人助けしてました、とかを言いたい作品ではないです。勧善懲悪的な物語しか読まない人には難しいかもしれないです。

    • 2
  8. 評価:3.000 3.0

    最後の

    最後のお菓子を買う時に、おかあちゃんの好きだったやつだね。は、あの女性が過労で無くなって、父親としてあの家族を引き継いだという意味なのか気になる…

    とにかく、夫婦で最初の失踪事件を話し合えば色々な機関に繋げたり、サポートする形を嫁公認でできたりしたかもしれないのに、2人して現実逃避をした結果がこれでは本当の家族は救われないなぁと思った。

    • 2
  9. 評価:1.000 1.0

    よくわからない

    浮気なのか浮気じゃないのか?ご主人は奥さんに対して何が不満なのか?私には全くわかりませんでした。

    • 2
  10. 評価:4.000 4.0

    モヤモヤしたまま

    作品として好きか嫌いはともかく、だいぶエグい作品で、読んだあとは気分がかなり落ちます。

    色んな人目線で話が進むので、確かにそれぞれの人物の心情は理解しやすいのですが、父親の言動だけは理解に苦しみました。

    すでに自分のキャパはオーバーしているくせに、妻の考える「普通」に無理やり合わせようとしている。
    弱い立場の女性や子供を助けたいというのは、本心ではないと思います。
    そもそもが、ある程度自立した人間から頼られることがない非力な男性であるが故に、必然的により社会的弱者であるか弱い人間にしか頼られることもないのです。
    しかも、頼られるというより「頼ってください」と自分から言わんばかりのムーブで、人から頼られるに足る人間性でもない。

    それを「頼られているんだ」「必要とされているんだ」と勘違いして、本来守るべき家族を蔑ろにしている大変哀れな人です。
    手元にある妻や娘のことは置いておいて、きっとそれは自分にとってはあまり居心地がいいものではなく、勝手に抱いている期待値に見合わない家族だから捨てたのでしょう。
    結婚する前の描写も少しありましたが、当時から周囲の人間に一体どんな振る舞いをしていたのか気になります。

    一方で、主人公の女性の気持ちはすごく分かります。
    私も毒家族育ちなので「普通な家庭」を理想とする気持ちが痛いほど分かります。
    しかし、理想というのは追い求めるからこそ大抵の場合失敗するのであって、あくまで結果でしかないということを理解すべきです。
    「普通って結局なんだろうね」「幸せってなんだろうね」とたまに考えながら日々を過ごすのが大半だと思いますが、そうやって勝手に出来上がっていく「家族との時間」や「思い出」を大事にしていくことで、自ずとノーマライズされていくのです。

    主人公の女性は、そういう結果としての「普通」ではなく、自分の理想とする「普通」を旦那の価値観そっちのけで(=勝手に私の考えと同じなんだと決めつけて)形作ろうとした結果、旦那の居心地を悪くしていったように感じました。

    娘さんも「普通な人と結婚したい」と言っていましたが、これは母親が普通を強く追い求めた結果、普通になるどころか家庭を崩壊させてしまうことになり、皮肉なことに、毒親や毒家族にならないようにした結果がこれです。

    そういう誰も救われないところが、気分が落ち込む作品だなと思いました。

    • 5

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