【ネタバレあり】龍神様と巫女花嫁の契りのレビューと感想

意外におもしろい

寂れた神社に巫女として勤める主人公。龍神様が降臨して専属契約（というか結婚？）して、神社の御神気が活性化します！
何やら龍神様にもいろいろと訳ありのようですが、意外におもしろい展開です。

神さま

人間の世界は、汚いね。
神さまの世界も少し意地は悪いけど、汚くはない。
望むばかりではなく、感謝の気持ちを持って。。。
私もその心を持ち続けなければいけないと思いました。

自信

信じていた彼に裏切られ自信を無くしたヒロイン。何か感じたのか、参拝した神社で特殊な能力が有ると言われ、無理やり結婚させられた。でも、素直に生きて行けるなら幸せかもしれない。

静御前が可愛い

社内恋愛で結婚を考えていた相手に二股をかけられていて振られ、会社にも居づらくなったところで立ち寄った竜宮神社で、あれよあれよと言う間に竜宮の花嫁にさせられてしまう。
主人公は静御前の生まれ変わりで、巫女として竜神を助けるために舞を舞うのだとか…そのために童女のような姿で現れる静御前に舞を教えてもらうのですが…竜神様は人間嫌いなようで…
どうなっていくのかな？

社内恋愛で見事に玉砕してしまった主人公の彼女。彼氏とは結婚まで考えていたのだが見事にフラれた。そんな時、たまたまたどり着いた神社で参拝していたら突然竜神さまと出逢い、

竜神様と巫女様って神様とそれにお仕え申し上げるってイメージがあるけど、どんな恋をするんだろう？気になります！

私の幸せな結婚
からおなじさくしゃさんのつながりでとんできました。
龍神様と巫女様はどちらも偉い人って感じがしていて、どんな恋をするのかワクワクものです!

表紙につられて来たんですけど、最高すぎて言葉に表せない程でした！何回みてもドキドキしてほんと最高でした！

神様・神社・巫女・人間、関係性等考える

会社勤め、彼の二股エピソードは冒頭のみ。会社を辞めようかと思う→幸せになりたい→神社へ→巫女へという流れになる理由付けの為だから、こんなものかな。かなり強引だけど漫画だから。
そして、神社の存在、人間の願い、それを舞で神に伝える巫女、願いを聞き叶える神、人間は感謝し尊敬する。この漫画でそれぞれの関係性を色々と考えさせられる。ただ願うだけではだめなんだな。負の感情が強く残ったまま亡くなると、悪のあやかしになる。それをただ成敗するだけではだめなんだろうな。供養をする、供養の気持ちで成敗することが必要なのかな。神も負の感情が強くなりすぎるとあやかしになるという。翠様はどうして人間嫌いになったのか。親友の龍神様?が人間の為に願いを叶えようと尽力したのに、人間に裏切られたとか？これから少しずつ明らかになっていくんだろう。主人公の真っ直ぐで清らかな心が、翠様の穢れを落とし、心を通わせ、真の夫婦になっていくのだろう。ただ主人公は静御前の生まれ変わりということは、翠様とは悲恋ということ？いやいや、静御前が悲恋だったから、今度こそハッピーエンドですよね！

なつかしい

昔の少女漫画っぽい懐かしさがあって好き。平成の集英社や講談社でいっぱい読んだ感じの。
ただ主人公は中高生ではなくある程度の経験を積んだ社会人。
自分が付き合ってると思ってた人との結婚報告を同僚から聞くのはつらいと思うけれど、元カレとは別れて大正解なので、むしろ助かったと思って次へ行きましょう。
現実に倦んでいる所に訪れた出会い。
実は主人公は伝説の白拍子の生まれ変わりという事で、その舞は神様をも癒す浄化の舞。
神社に住み込み巫女として修業しながら神様の嫁として龍神様の堕ち神化を防いで欲しい・・・が、神様は人間が大嫌い。
という所からの歩み寄りと異種共生の物語。
仲間が増えたり、神社に持ち込まれる相談事を解決したり、過去を知ったり、色々ある中でどこまで仲良くなるのかな？ちゃんとしたカップルにいつかはなるだろうけれど、二人の仲の進展はスローペースな予感がします。
神様は憎まれ口を叩きながら絶対助けてくれるツンデレタイプ。