みんなのレビューと感想「Ω令嬢、情欲の檻(おり)～大正絢爛(けんらん)オメガバース～」（ネタバレ非表示）

色んな意味でドロッドロです笑

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広告を見て読み始め、ついつい一気読みしてしまいました。

オメガバース（α、β、Ωという、男女とは別の第二の性を舞台にしたSFが発祥のジャンルです）×大正浪漫風×身分差の恋がこの作品の主軸です。TLの中でもそれなりに一つのジャンルとして幅のあるオメガバースものですが、その中でも今作は妄執的な愛欲や複雑な人間関係によるドロッドロさにあるのではないかと思っています。

　主人公の紗代は良家に生まれながらも、自身の出生から幼い頃から冷遇されていた。そんな紗代の唯一の理解者であり、支えが従兄弟の瑛司であり、互いに姉弟のように慕い合いながら共に育った。瑛司は跡取りではないけれど虐げられる紗代とは違って本家からは認められた存在であるため、紗代は互いの立場の違いを弁えようと“姉”として想いを隠し続ける。
　そんな中、自身のΩ性に翻弄されつつも瑛司への想いを密かに慕らせ、Ω性の確立を機に瑛司との淫らな夢を夜ごと重ねて見るほどにまでに彼を想うようになる。
　そんな時、紗代は眞田という青年とお見合いをすることになり、瑛司への想いとの狭間で心を乱されるようになる。ーーと、ここまでなら切ない身分差に苦しむただの純愛ものだったのに、話が進むにつれて徐々に瑛司の黒い影が紗代を中心に登場人物達へと仄暗くその食指を伸ばし始め、また、そんな瑛司の思惑に抗おうと瑛司の婚約者や眞田もまた場を引っ掻き荒らす。
　運命の番である紗代と結ばれるためならばどんな手段も厭わず、何を犠牲にしても構わないという瑛司の強めのヤンデレ味が嗜虐的な肉欲や野心、病的スレスレなまでの独占欲と相まってどこかおぞまいとすら感じる今作。そのためか、オメガバース要素よりもサスペンス色のほうがもしかして濃いのでは？とつい思ってしまうほどだけど、紗代を檻から出してあげたいという願いそのものは今のところは純粋そのもののようにも見えるので、このままTLらしくハッピーエンドになるのかな…とも思いつつも、メリバも有り得そうで怖いとも思ったり笑。まだまだ波乱は続きそうです。

絵が綺麗、濡れ場多め

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露骨な当て馬感のある婚約者も悪い人では無さそうで気の毒。
最初なんか心の狭い男と思いましたが、散々経験済みなのが匂いでわかるならそりゃもう男を近づかせるなって一言言いたくなるわなと気の毒になりました。
（弟にあれだけボコられていい人のまま退場するとは思えないけど。）
とりあえず好きあってる同士ならまわりが迷惑だからさっさと名実ともにくっついてしまえ（笑）
濡れ場の頻度が高いので男性向けエロは苦手だけど綺麗なエロには興味がある人にお勧め。

ダークヒーローのエイジの執着愛がすごい。
ヒロインを愛する気持ちは泣けてくるけど、ヒロイン以外に対しては、人を人とも思わないような残酷さを持っていて背筋が冷たくなります。
だから余計にヒロインへの愛情が恐怖に感じられて、なんてゆーか、好き嫌いわかれる作品かなと。
婚約者がいい人なだけに、エイジの仕打ちに胸糞悪くなる読者もいるかも。
私はエイジの徹底した執着愛にやられたけど。

一気読み❗️

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設定が大正時代でレトロな日本が趣あります
オメガバースのストーリー
厳格な階級制度も相まっており、面白いです
上級階級のヒロインは今はΩですが、生れた時はβだったので、不義の子扱いで疎まれて育てられます
年下の従兄弟のイケメン男性が仲良くしてくれるのを心の救いに生きてましたが、彼には婚約者がいる
ヒロイン、父親や腹違いの弟からはお見合いをすることで、家督繁栄の駒として利用される扱い…
悲しいストーリーですが、従兄弟が曲者でヒロインを救ってくれそう❗️
好きな作品です✨

広告で見かけてまんまと購入しています。まず、最近よく目にするオメガバースについて解説があり、個人的にありがたかったです。BL専門用語と思っていました。お互い何故そんなに好きあっているのか特に男性の方の執着心はどこから来るのか回想だけでは理由として弱いなぁと思いますが、オメガバースだからで解決&納得です。絵もカワイイですが、ヒロインの乳首が気になる。

大正浪漫な設定は好き

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大正浪漫な設定と絵が綺麗なのが良いなと思って読みはじめていま20話くらいです。
性別以外にアルファとかオメガとかベータとか？があってそれによって相性が変わるのがちょっと複雑だなというのが正直な感想です。よく使われる設定みたいですが私は初めて出会いました。

ヒロインが深窓の令嬢で、裕福なお屋敷の中で居場所が無く身分違いの恋に苦しみ、優しく才色兼備な男性から言い寄られても幼い頃からの想い人への恋を貫き通そうとする様はザ・大正浪漫て感じで良いと思います！
ただヒロインの相手の男性はちょっと冷酷かつ執拗なアプローチで、もしヒロインがこの男のこと好きになれなかったらちょっとホラー展開だわ！と思ったりしました。

絵以外、何から何まで動物的。

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まず発情期という言葉に衝撃を受けました。登場人物のキャラクター設定などどうでもいいくらい、動物的なまぐわいのシーンの数々。ちょっと早送り（捲り？）しちゃうほど。単語の選択も敢えて何でしょうけど、エグい。作家さんは、この動物的な描写を通して逆に人間の性について極端なところで訴えたいことでもあるのかな。どの登場人物も、フェロモンの前に決して抗えない。つまり理性を失ってばかり。理性を失った人間の性衝動は動物でしかない。性の悦びのようなものを描いているけれども、むしろ抗えなくて苦しいもの、辛いものと感じさせるものがある。

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最初この世界の性？を理解するのが大変だったし、ほんとに夢の中のことなのか現実なのか分かりにくくて、ん？という場面がいくつもあった。

艶ごと部分だけの評価。

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艶ごとシーンはエロいです。
瑛司がオヤジなら青年誌なエロ。
エロ単語を女に言わせて悦んでるヤツ(笑)
女子は好き嫌いが分かれそう。
私は精神的なＭ気質なので(笑)それなりに楽しめました。

が……。
オメガバースの世界観。
これ、ホント男女間だとエロに特化しているだけの要素ですよね。
主人公・紗代もひたすら自分を慰める妄想（と思いきや、瑛司がヤッてる）をしてるし。
いや、薬の影響？という苦しい言い訳設定なのか、ずっと瑛司と致してるのに夢だと思いこんでる……(笑)

あと、瑛司も瑛司で分家の立場だから強く言えないのかな？紗代を護りたくても護れないの？？
と、思いきや、７話の段階で本家当主代理の立場。
で、本妻（主人公イジメ要員の継母ね）に威張ってましたが、紗代がこのバ……本妻にぶたれたあと。
いや、ぶたれる前に間に割って入れたよね？俊敏に動けない男なのかな？（苦笑）

……はい。主人公を自分に依存させるため、あえて登場人物すべてにイビらせてるんですね、解ります。

なので、私はこのへんで止めておきます。
自作自演男（たとえイケメンでも）は吐き気がするので。

瑛二さん容赦ないので気をつけて

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瑛二さんは愛がめっちゃ重いし、邪魔する人には容赦ない見たいです。ボコボコにしてるしたまに見せる顔が怖い