青のミブロの投稿まとめ

青のミブロ
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みんなの評価

作品レビュー レビュー29件

お役立ちレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    めちゃくちゃ面白い!

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    新選組にオリジナルのキャラが入隊する話は割とありますが、歳さんから入隊を誘う、しかも子どもをってのは珍しいかと。

    主人公のにおは、歳と総司が立ち寄った京の団子屋の婆さんにに引き取られた孤児。
    子どもなのに白髪。目端の利く子でとても賢い。
    子どもの拐かし事件が続き、犯人を誘き出すために歳と総司はにおたち兄妹を利用する。
    にお達は歳と総司に助けられるが、その時に歳が斬ろうとした男は人を殺してないことをにおは感じ取り歳を止める。
    翌日、団子屋に行った歳はにおを浪士隊に誘うが、におはそこで不満を爆発させる。
    いつも犠牲になるのは一番弱い子ども。
    そんな世界は嫌だ、でも一番嫌なのは何もできない自分。変わりたい、世界を変えられるくらい強くなりたい、におは泣きながら叫ぶ。
    におの思いを受け止めた歳はにおを浪士隊に連れて行き、壬生の八木邸でにおとゆかいな浪士隊の生活が始まるわけです。

    それぞれの隊士たちのキャラが立ってますが、皆が魅力的。
    勇さんがイケメンすぎて最初は勇さんって分からなかったけど、もう、何というかキャラがいい。
    とにかく相撲に持っていきたがる。
    山南さんが今までにないキャラかなぁ。好きですわ。
    そして、鴨さんですよ。風貌はちょっとアレですが、中味がいい。芹沢一派の連中もなかなか魅力があります。
    鴨さん大好きなんで、暗殺に至るまでがどのように絡んでくるのか楽しみです。
    新八っつぁんが小澤征悦にしか見えなくて、もしドラマ化したら彼にお願いしたい(笑)。
    4巻まで読んでますが、ここまででは平助があまり目立たず、左之は左之だなぁってキャラで大好きなタイプの左之。私は左之が好みじゃないと新選組物は読まないので、この作品はかなり好き。
    一はチビなので、におと同じように皆からは子ども扱いされてます。でも、眼光鋭く強いです。

    画力があるので、斬り合いのシーンなんかも迫力があります。
    見開きで見たいシーンの多いこと。
    大事なシーンなのにふざけたシーンが随所に入るので、そういったワチャワチャした感じが嫌いな方は読みにくいかもしれません。私はこのノリ好きです。

    新選組好きな方には一読をお薦めします。

    • 3
  2. 評価:5.000 5.0

    己が正義を貫く話

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    「正義と悪が戦っているのではなく」
    「正義と正義が戦っている」
    環境や立場、それ以前にひとりの人間として感じ方や考え方や物事に対する思いが違う時点で正義とは人の数だけあると思っていい。
    自分からみたら敵で悪、だがただそんな風に切り捨てるのではなく相手の正義とは何なのかを見極めようとする心と目を持っている少年「にお」の言動を見ていると沢山のことを考えさせられる。

    新撰組を題材とした物語は何作品か読んできたが、本当にどの登場人物も魅力がある。だから後の現代に於いても名が知れ渡っているのかもしれないが、もしかしたら「にお」のような人物がいたのかもしれないと思うと少しわくわくする。
    力の強さだけではなく、心の強さ、意思の強さ、大切なものを守りたい強さ、そのためになにかを切り捨てて決断をする強さ、におにはそんな強さがある。
    しかし、その強さは初めから持っていたわけではない。生い立ちや境遇や大好きな故郷の変化、ただ生きていくために沢山のつらいことを乗り越えなければならなかった…におは強くなるしかなかった。本当はそんなに強くならなくて良かったのにとも思うが、におは立ち上がり進み続ける。その姿が本当に格好いい。人を惹き付ける。

    これは101話まで読んだレビュー。
    私は芹沢鴨が大好きだ。きっとミブロのみんなも好きなんだよね。好きだからこそつらく、好きだからこそ自分達でなんとかしなければいけないと行動していくんだよね。横柄で自分勝手なんて言葉では収まらない人だけど、人を惹き付ける魅力溢れる芹沢鴨が大好きだ。史実通りなのかはまだわからない。でも、どうか笑って最高の人生だったと思って欲しい。

    己が正義の名のもとに信念を貫き通すために辛い決断をしなければいけない時がくるだろう。
    「子どもが安心して泣ける世の中」その先に、みんなが笑って過ごせる世界があることを願うよ。太郎・はじめ・にお、そしてミブロのみんなが笑って過ごせる世界があることを願うよ。

    • 0

最新のレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    新撰組が好きだから

    新撰組が好きだから試しに読みました。絵は綺麗しニコ君純粋で曲がったことが嫌いで応援したくなって課金して4巻目まで読んでしまいました。続きが気になります。

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    新選組

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    新選組になる前のお話だそうです。まだまだ子どもなのに戦ったり交渉したりと良くやってます。孤児らしいですが、しっかりしていて偉いなと思う。

    • 0

各話のコメント コメント96件

いいね が多いコメント

  1. 101話

    第95話 最強の二人

    評価:5.000

    2024/02/29 12:33

    いやだな。ただこんな風に何にも縛られず追われず気ままに笑って過ごせなかったのかな。

    by ちょちょぼさん

    • 0
  2. 099話

    第93話 将の在り方

    評価:5.000

    2024/02/29 0:58

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    こういうとこだよ芹沢鴨
    あんた格好いいよ。正に背中で語るを体現してるよ。
    でも、ずっとなにか抱えてるんだよね。お嬢のことだって誰が悪いでもないだろう…。話してちょうだいよ。人間には言葉があるんだから、ひとりで背負わんでくれよ。

    by ちょちょぼさん

    • 0
  3. 098話

    第92話 不協和音

    評価:5.000

    2024/02/29 0:53

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    におの視点、はじめの視点、太郎の視点
    大抵は自分の位置から見たものでしか判断できないからね…
    太郎が強くなりたいのは芹沢鴨の隣に立ちたいからで、何があっても自分が最後まで隣に居たいからで、その強さは何かあったとき自分で幕を引けるように、とも考えられる。大切が故にこれ以上は…の時がきたら自分で終わらせるためにって考えてみるとかなりつらい。太郎はもう十分強いし、太郎の言葉なら芹沢先生に届くよ。

    by ちょちょぼさん

    • 0

最新のコメント

  1. 097話

    第91話 土方派

    評価:5.000

    2024/02/29 0:41

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    沖田に何があって何を思ってこういう言動をしているのかは不明だが、土方という旗に出会ってこうなったのかな。最後の一言・面構え、しびれる。
    林さんのここぞの一言が的確でよい!

    by ちょちょぼさん

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  2. 092話

    第86話 洗浄

    評価:5.000

    2024/02/29 0:22

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    はじめは一を慕い尊敬している。武士である誇りもある。だけど、この日あった出会いが今後のはじめになにか影響を与えるのかな…。はじめはにおをとの繋がりを大事に思ってるはずだから離れることはないと信じたい。

    by ちょちょぼさん

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  3. 083話

    第77話 尊厳

    評価:5.000

    2024/02/28 0:13

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    太郎にとっての芹沢鴨は、与えてくれた人。ただ怖いから付いてるのではなく、いろんな思いがあってついていってるんだよね。むずかしい。

    by ちょちょぼさん

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