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5.0
短い話の中に、ものすごく悲しく辛い内容が込められていました。
読み始めはやはり、病気でやさぐれてしまったんだと思わせる描写でしたが、それに込められた意味が妻なりの優しさだった事に感涙です。
その後、お葬式の会話の中に描かれた封筒の数。これはきっと毎週渡していたお小遣いだったのでしょうね。
触らずに残していたとしたら、結局亡くなった後に夫は真実に気付いた事でしょう。
そして、きっとせいせいしたなんて思わずに、気付かなかった自分に後悔をする。
けれど、そうなる前にバレてしまったから、打ち合わせの時に少しでも微笑む事ができたんだと思います。
とても良いお話でした。
58
4.0
全話読みました。
まだ読んでないけど興味があって読んで見たい人は、ネタバレは読まないで。
もし嘘がバレなかったら、妻の真意はわからなかったけど、夫は清々して、引きづらないように、、
奥さん優しいですね。
旦那がやさぐれてるところなんて、妙にリアルで、
自然と涙が出ちゃった。
愛し合うって幸せ、でも別れの時残酷。
私は離婚でお互い罵り別れ、清々したけど、
愛が、わからなくなっちゃったですね。
愛し合うって羨ましい。
色々考えれて余韻が残る良作です。
39
5.0
とても短いお話でしたが、その中にとても心温まる内容が詰まっていました。
読んでいて、涙が溢れました。
私的には、旦那さんに嘘がバレて良かったなと思います。自分のためにあんな態度だったんだと後から知ったら、奥さんに対して酷い思いを抱いてしまったことに絶対後悔すると思うから。
最後まで、捻くれ者で可愛い奥さん。とても感動したお話です。
16
5.0
他のレビューでも泣ける、泣きたい人はどうぞ、短くて読みやすいとあり、一気に全話(4話)読みました。皆さんのレビューの通りでした。
ネットの広告にあったのが目に留まったきっかけですがその広告のみから想像する通りの展開ではありました。なのになぜ涙が出てしまい心に残ったのか。
夫婦の愛の形、闘病、愛する人を残していく気持ち…様々あると思いますが、短編で描かれていることでテンポがよく、それが逆に余韻を引きずっているのだろうかと思いました。奥さんが旦那さんに冷たくしていた理由もあっけなくバレ、それに対する旦那さんの行動、対応、台詞のシーンからは我慢できず最後まで泣きっぱなしでした。奥さんには頑張って生きていて欲しいとか、旦那さんの支えも辛いだろうけど頑張ってほしいとか、もっとこの夫婦を応援したいという気持ちが固まる前に、話が終わってしまいました。しかしこのあっけなさが、作品としてとても良いと思います。
読後は自分を当て嵌めたり夫婦の気持ちなどぼーっと頭を巡りはしますが、上手くまとめられない、でもそれでこの作品をずっと覚えていればいいんじゃないかと思いました。一度読んだだけなのに今もレビューを書きながらまた涙が出てきます。それほどの作品なんだと思います。
個人的には絵柄も好きな部類ですし、安っぽいとかお涙ちょうだいだなんて野暮なことも思いませんでした。短編なのに何度も気軽に読み返せないのは良し悪しがあると思いますが、それだけの気持ちを持たせてくれる作品だと思うので好きです。
単に悲しい話だとか感動する話だとかで言い終わらせたくない素晴らしい作品だと思いました。
10
5.0
なんかの広告で後半部分を、Twitterの広告で前半を見てたので全体的な流れはわかってたなですが、それでも感動しました。
仕事をしながら用事をこなすことが大変で心が疲れてしまって、余命が長くない相手に対して「いついなくなるんだろう」と思ってしまう気持ち。よくわかります。
また、奥さんの相手を思う故の態度。
本当に、愛だと思います。
最後救いがないのもリアルで素敵でした。
「神様が連れてった」ではなく「神様は殺した」なのがとても好きです。
8
5.0
普段はあまりレビュー書きません。
だけど、これは書きたくなりました。
短話だけど、すごく色んな感情が
ぎゅっと込められたお話でした。
残りの半年、沢山沢山素敵な思い出を
残すという選択をする人が多いと思う。
だけど残りの時間を、愛する彼の未来の為に。
すごく辛い。だけどすごく深い愛だと思いました。
余命半年を超えたけど生きていた彼女。
神様は2人が仲直りしたことを見届けて、
「神様は彼女を殺した」のセリフが
心に残りました。
神様って優しいようで厳しいですよね。
7
5.0
余命宣告されて、夫のためにわざと突き放す妻……。
離れかけていた夫だけど、偶然真実を知って……。
再び心が通じあったのが、死のわずか数日前で。遺影がその時の写真だとしたら、元気だった頃とは大分変わってるだろうけど……残された夫にとっては、一番心に残った妻の顔なんだろうな、と思いました。
あれこれ言う人もいそうだけど、大事なのは家族の想いですよね。
「神様が殺した」と思えるような、まるで狙ったかのように訪れる死の瞬間……実際にも、遠くに住む家族が来るのを待っていたかのようなタイミングで息を引き取るなんてこともあります。
短いけど、深い作品だと思います。
4
4.0
余命が限られた時に自分ならどんなふうに過ごせるのか考えてみました。
死ぬのが怖くて泣くかもしれないし、やりたい事を叶えていくのもいい。後は自分を見送ってくれる人達にお礼も伝えたい。
主人公の優しさ、愛情はちょっとひねくれた物ですが、これも一つの愛の形なんだと思えました。
先日大切な人が亡くなり、二度と会えなくなってしまった事で何故もっと早く会いに行かなかったんだろうと後悔していたのですが、自分も今をきちんと生きていこう、後悔しないようにしようって思いました。
0
5.0
妻に突然襲ってきた病魔。
余命半年を告げ、仲睦まじく暮らしていた夫婦の生活が一変します。
見舞いに行く度に冷遇する妻に、夫自身も心が疲れ〝まだ〟〝居なくなれば〟と頭に過り自身を苛みます。
しかし、それは妻の精一杯の嘘。
嫌われてお別れする筈がバレてしまい、今まで以上に心を通わせたと思ったら、容赦なく別れがやってきますが、そのセリフ回しがまた良いです。
0
1.0
自分のことを忘れてほしいから、余命半年でとことん嫌われようとする妻。
それまで幸せに生きてきたのに、たった半年で嫌われるわけないじゃないですか。旦那の愛情に対して失礼ですよ。
この奥さんの気持ちや行動が私には共感できなくて星1にしました。
ついでに最終話での遺影！
あれを選ぶ旦那さんにも共感できない。
他に参列者居るんだよね…？
旦那にとっては生前も死ぬ直前もかわらず“大好きな妻”なんだろうけど。
私なら生前の元気で幸せな頃の写真にしてほしい。
高評価・感動！感涙！ってコメントが多かったのですが、私が変なのでしょうか…。
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