チールーさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全376件
  1. 評価:5.000 5.0

    リアルなあるある

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    妊活中の夫婦あるあるだらけのストーリーだと感じました。会話や双方の心の動きがとてもリアル。

    性行為の目的を『子供を作ること』と名言した途端に男女の温度差が生じるのはなぜなんだろう。女性は張りきるし、男性は引き気味になることが多いように感じます。性欲のメカニズムの違いもあるんでしょうが、そもそも本能的にも子孫を残すのための行為なんですけどね。
    女性は妊娠可能な年齢のリミットがあるので、主人公の年齢で焦る気持ちはよくわかりますし、それ以前にも話し合いの機会を持つべきだったと思います。
    夫は精神年齢が低いように感じました。自分が親になるなんて想像してみたこともなさそうな。元カノと連絡を取り合っている時点でもう……仮にこのタイミングで妻が妊娠したら、浮気に走る可能性大ですね。

    2人は喧嘩をしたことがない、という点も少し気になりました。喧嘩にならないほど気が合っていて仲がいいというわけではなく、妻が夫に気を遣っているんだろうなという描写がいくつもあったので。例えば、同じ職場の夫が妻に『職場で監視しないでほしい』と文句を言ってきた時、妻は監視していたわけではなくただなんとなく見ていただけなのに、素直に『ごめん』と答えたり。『は? ちょうど視線の先にいるから見えるだけなんですけど。監視とか自意識過剰なんじゃないの?』と言い返せば、簡単に喧嘩に発展する事例ですよね。

    子供についてろくに話し合ったことがない、喧嘩もしない、そんな2人が、タイトルの『夫婦やめますか?』を果たして話し合えるのか。この先の展開が気になります。

    • 186
  2. 評価:5.000 5.0

    過ちを教訓に

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    不思議なタイトルだなあと思いながら読み始めました。湖に投げられた石ころとは何のことを指しているのか、読むとすぐにわかります。

    ストーリーはしっかりしていて読みやすいです。過去に何があったか、どう失敗だったか、それを踏まえて今回はどうするか……と、主人公の独白が筋道立てて語られるので、状況や心理描写が理解しやすいです。
    過去に自身の言葉足らずや行動力不足で解り合えなかった弟を、二度目の人生では甘々に可愛がる主人公の様子が微笑ましい。
    これから深く関わっていくであろう王子様とのこの先も楽しみです。

    絵は美しく個性的です。人物の眉毛に特徴があって、つい目が行きます。
    私は王子様の横顔と緑の目が好きです。

    • 78
  3. 評価:5.000 5.0

    冥婚から始まる夫婦

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    現在配信されている9話までを読みました。

    堅苦しく愛嬌のない性格ゆえ家族から疎まれている主人公が、とある名家の当主に嫁ぐことに。
    縁談はあれよあれよと決まり、主人公は一人で嫁ぎ先を訪れます。花嫁衣装を纏わされ、婚礼の場に案内された主人公が見たものは……新郎の席に横たわる棺。
    それは、両家で仕組んだ『冥婚』でした。
    なるほど自分は売られたのだとすぐに理解した主人公は、運命を受け入れ、そのまま死者と契りを結ぶことを決意します。
    その時、突然に新郎が生き返って……。

    ストーリー上で早々に旦那様は生き返り、それからは冥婚であったことをふと忘れてしまうような、言わば通常の生者同士の結婚生活が始まります。2人の関係がすぐに甘々になることはありませんが、かといって著しく前途多難という印象でもなく、少しずつ夫婦らしくなっていくのかな……と想像できます。

    では、なぜわざわざ『冥婚』という設定にしたのか。
    実は、現段階のストーリー上ではまだ、旦那様が亡くなった経緯や死因が明かされていません。婚礼の参列者からちらほら聞こえてきた噂話や、旦那様が生き返った際の一族の狼狽ぶりを見ると、当主である旦那様の死には何か謎がありそうな気がします。

    • 46
  4. 評価:4.000 4.0

    期待大

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    急転直下な無料分に振り回された感に、なんだかワクワクしております。

    過去に友人との会話がうまく噛み合わなかったことでコミュ障になってしまった主人公が、図書館で出会った先輩男子との優しい思い出を心の支えに、その先輩のいる高校を受験し入学するも、先輩はどこを探してもいなくて……というあらすじです。

    主人公には妄想癖があるのかな、と最初は思いました。でもそうではないんですね、きっと。探してもどこにもいなくて、でも図書館でのやり取りが忘れられなくて、それにすがっていたんだなと。
    それにしても驚きました。読んでいくうち『え、本当はいないの?……そうなんだ……』とシュンとなっていたらば、いやいや、いるじゃないか!
    というか、冷静に考えてみればそりゃいますよね。いてくれないと恋愛漫画として成り立ちませんもんね。
    とはいえドラマチックなストーリー運びでとても良いです。『いない』状態を長々と引っぱらずに種明かしをしたのも、間延びしなくて良かったんだと思います。

    クラスの子たちが大方いい人そうで好感が持てます。これからトラブルなどもあるんだろうなと想像はできますが、主人公が自らのコミュ障と奮闘しながら、実在した阿久津想と共に楽しい学校生活を送れることを応援しつつ、この先を読み進めていきたいです。

    • 28
  5. 評価:2.000 2.0

    ストーリー運びが不自然

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    主人公は高校時代のトラウマが原因で王子様タイプの男性に苦手意識があり、着任した部署の主任(王子ビジュアル)と上手く接することができません。

    ……と思いきや、気づけば主任に惹かれている主人公。特に何かきっかけがあったわけではないのに、あっという間に恋愛対象として意識している。読んでいてついていけず、困惑してしまいました。

    しかも、主任に親しげな美人が近づいてくると、主人公はすぐさまネガティヴな感情でモヤモヤし始めます。心の中は暗い嫉妬心を孕んだ卑屈な発言のオンパレードで、過去の王子トラウマと結びつけるにしても心の動きの描写が雑で、理解が難しいです。

    • 29
  6. 評価:4.000 4.0

    沼系男子をまだ見ていない

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    12話まで読んできました。
    萱沼さんは終始完璧でした。人としてとても良い視点を持っていて、言葉選びにはしっかりとした芯がありながらも相手への思いやりがあって。仕事ができ、プライベートではいつも安心をくれる。完璧です。
    恋愛において『沼系男子』であることを除いては……。
    と書きたいところですが、実は12話までではまだその沼っぷりを披露されていません。萱沼さんは今のところ、頼りになって、ほしい言葉をくれて、さりげない優しさと安心感とストレートな『好き』をくれる、最高の男性です。
    この先、一体どんな沼が待っているのか……。

    主人公は地に足のついたしっかり者の女性です。いつもプラス思考で、面倒な仕事を押し付けられても愚痴を言わず、『できる人がやればいいのだから自分がやる』と考えます。物事を運に委ねることを好まず、何かのせいにしないで自分で努力をしておこうと考える人です。
    同棲している彼氏は、そんな主人公がしっかり者過ぎてつまらないからと浮気に走りますが、私は主人公の考え方には基本、好感が持てます。人や運のせいにしないというのは、自分の心の健康を保つ秘訣でもあると思うので。
    ただ、プラス思考も過ぎると辛くなってしまうのかも知れません。人のせいにしないどころか、人の非までを自分でなんとかしようとすると、さすがにしんどくなりますよね。主人公がそれでどんどん苦しくなってしまった時、そこを鮮やかに救いに来るのが、萱沼さんです。

    ここまでのストーリーはなかなか良いと思います。流れに無理がないし、登場人物の行動も心理描写も自然で、読んでいてストレスがありません。絵も綺麗で好きです。

    ちなみに、作品紹介のあらすじで、既に彼氏と主人公の職場の後輩が浮気をすることは明かされていましたので、それを踏まえて読んだわけですが、1話目からちょいちょい伏線があって面白かったです。

    • 25
  7. 評価:5.000 5.0

    隊員の皆さんに心から感謝

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    救急隊員の皆さんに頭が下がる思いで読ませていただきました。

    私も付き添いで救急車に乗った経験があります。
    娘が生後1ヶ月の時に、夜遅くに泣いていて突然に息を吸えなくなり、そのまま意識を失い呼吸も完全に止まってしまいました。救急要請をしたら、最寄りの消防署の救急車が出払っているから少し時間がかかると言われ、絶望的な気持ちになったことをよく憶えています。
    それでも通話を続けて、救急車が到着するまでの間にできることを聞いて夫に伝えながら、なんとか冷静さを保とうとしました。パニックにならないことは本当に難しいことだけれど、こちらがどんなに慌てても救急車が早く来るわけじゃないなら、少しでもできることを……と必死でした。

    娘の事例では、誤飲などではなかったので人工呼吸を勧められました。生後1ヶ月の赤ちゃんの鼻をつまむのは難しいから、鼻と口を大人の口でいっぺんに覆って息を吹き込む、というものでした。夫がそれを試みている間に、救急車が到着しました。

    娘は搬送中に息を吹き返し、意識も取り戻しました。後遺症もなく、2日間の検査入院の後、無事に退院しました。現在は元気な女子高生です。

    救急車内でずっと対応してくださった若い男性の隊員さんが、意識を取り戻した娘を優しい眼差しで見守ってくださったことが印象的でした。病院に搬送されて私がバタバタしているうちに隊員さんは引き継ぎを済まされて戻られたようで、ちゃんとお礼を言えなかったことが今も心残りです。

    作中にもありましたが、軽傷にもかかわらずタクシーのように救急車を呼ぶ人が多いとニュースなどで聞きます。救急車の台数も、人手も限られています。私たち各々がモラルを持ってよく考えて要請しなければいけないなと感じます。もちろん呼ぶべき時は躊躇なく呼ぶべきですしね。判断が難しい時は、119番とは別に症状を説明して救急要請するべきか相談する電話番号もあるらしいです。

    重症の通報もあり、軽症のそれもあって、時にはそれ救急の仕事じゃないのでは?という出動まであって、そうかと思えば人が亡くなるような重篤な現場にも向かう救急隊員の皆さん。本当に大変で、尊い仕事をされていると思います。
    この漫画が、皆さんの出動の様子を知るきっかけになりますように。また、患者さんたちがおたがいさまの心で、軽症の時には要請を控えることを検討するきっかけにもなりますように。

    • 23
  8. 評価:4.000 4.0

    かなり怖い

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    いかつい表紙絵ですが、読んでみると絵は綺麗めです。主人公の男子は爽やか系だし、女性の顔も綺麗です。半グレ集団の人相は全員ひどいですが。

    冒頭から恐ろしいことばかりが起きます。悪夢のような内容ですが、現実でもこんな集団いそうだなと思ってしまう妙なリアリティが怖さに拍車をかけます。

    無料分7話までではまだ集落の実態が見えていませんが、半グレ集団のヤバさを上回る何者かが住んでいるんでしょうか。
    続きを見るのが怖い気持ちと、どんなスカッとが待っているのか知りたい気持ちがせめぎ合っております。

    • 22
  9. 評価:3.000 3.0

    不穏なまま続くストーリー

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    10話まで読みました。
    ここまでの印象を一言で言うと『不穏』です。
    主人公が幼なじみのエドリックのことを恋い慕う回想でも、エドリックが主人公への想いに気づく場面でも、なぜかその雰囲気はいつも『不穏』。
    エドリックの顔にはいつも冷酷そうな笑みがあり、主人公に至っては笑顔すら見せない。エドリックの母親は主人公に冷たく、息子ともうまくいってはいない。
    とはいえ、それぞれが表立って激しく揉めるようなことはなく、主人公のお見合いが静かに破談になったりしながらストーリーは続いていきます。
    エドリックの婚約者とその愛人が登場してからは、多少は表立って揉めますが、それにしても何と言うか、ヒタヒタと冷たい何かが近づいてきているような、そんな物語の進行です。
    この先はどんな展開になっていくのか、今の時点では全く想像がつきません。このまま暗いばかりのお話なのか、それとも主人公が何らかの光を見出すことがあるのか……。

    • 20
  10. 評価:4.000 4.0

    愛されてほしい

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    父親から必要とされずついには虐待死させられてしまった17歳の女子が、生前に愛読していた小説のとある登場人物の女の子に転生するというお話。
    しかもなんの因果か、転生時点では10歳のその子も、17歳で命を落とすことになっています。竜族の母と人間の父の間に生まれた子で、母親の死後には竜族の社会で不浄な子として虐げられながら生きています。
    日々読んでいた本なのでストーリーをよく把握している主人公は、竜族の地を追われた後、どうせ抗えない運命ならせめて命を失うその日までささやかな贅沢でもして暮らそうと、人間の父の住まいを訪ねます。かつては英雄だった父はその頃にはなんと小説の悪役に、しかもラスボスになっていました。

    設定が妙に面白い。主人公は自分の立ち位置をかつて愛読していた小説でよく承知しているので、10歳の身ながらいつも落ち着き払っていて反応もクール。感情をどこかに置いてきたラスボスの父親から心無い言葉を浴びせられても、意地悪な従兄からさんざん毒のあるいじりをされても、至って平常心。愛らしい少女の容姿とのギャップに笑えます。

    無料分ではまだ父親の溺愛ぶりを見ることはできていませんが、そこがこの物語の最大の面白味であると想像します。
    前世では父親に殺められてしまった主人公。今度は父親から存分に愛されてほしいです。そんな姿を見るのを楽しみに、この先を読み進めてみたいです。

    • 13

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