【ネタバレあり】藤本タツキ短編集のレビューと感想

これが初投稿

いくつか作品見て全部天才だった藤本タツキ先生の初投稿作品とあって見ました。
今まで読んだ作品全てですが、冒頭から引き込まれました。
独特のユルさ脱力感と、その第一印象を裏切る厳しく残酷な、マンガチックなようでいて不思議とリアルな世界観。
登場するキャラに温かさや親しみを感じつつもシュール。
藤本作品特有のバランス感覚は既にこの頃からだったんですね。

ブラボー!

藤本タツキ先生ワールド入門編ですかな?めちゃくちゃ楽しかった。先生の世界観は、全てがひっくり返らないのがいいですね。明日、目覚めて自分たちがこの世界にいたら?どうする?もうワクワクしかない。私だったら親を食べるかな。あぁ、親を飼うかな。焼くかな。それを許してくれる世界を、先生ありがとうございます。

藤本先生の原点を見られます。世界観がぶっ飛んでるのと、それが当たり前、みたいな雰囲気で進むのが面白いです。
後の作品に繋がるような絵や描き方もあって、そういうのみつけるのも面白い。
絵はまだ洗練されていませんが、やはり上手いなと思います。

とても藤本タツキ先生らしい作品のオンパレードでした。独特の感性を持ってる方なんだと漫画を読んでて思います。