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この夫婦、子作り以前に問題があります
結婚して子供を持ちたいというのも自然な思いであり、その願望を実現できない辛さもわかりますが、この夫婦の場合、それが人生の目的になってしまっています。
子供を渇望するあまり、その思いはエスカレートして、視野が狭くなり、子供がいなければ意味のない人生だと思い、さらには死ぬことまで考えます。
結婚には子作り・子育てという生物学的側面もありますが、こと人間に至っては精神的なつながりや、二人で人生を分かち合うということもそれ以上に意味深いものではないでしょうか。子供がいなければ円満な夫婦関係が保てないなどどいうことはないと思います。
そういう意味ではこの夫婦、子供ができないこと以前に問題があります。前近代的なまでに亭主関白で、夫と妻がまるで主従関係であるかのようです。それ以上に看過できないのが、夫の妻に対する暴力。こんな状態で子供ができたところで果たしてうまくいくのでしょうか。私には、この二人に子供ができないことは、不幸というよりも、むしろ神様の計らいのように思われるのですが・・・。
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