【ネタバレあり】[小説]百戦錬磨の騎士さまは見初めた令嬢を逃がさないのレビューと感想

純粋なヒロインなんだけど、スキになるオトコが悪過ぎる…！ま、最終的にはヒロインを溺愛するヒーローと結ばれるんけど。

サラっと

読めて、キュンも詰まったいい作品でした。
ヒーローがカッコよすぎでしょ♡
ヒロインも可愛くて一途でいい！…のですが…
あまりにも恋に振り回され過ぎなのでは…？と、思わなくもないので、星1個マイナスで。

甘いです！！
百戦錬磨の騎士様がヒロインにハマっていくのが見てて、ヨシヨシニヤリってなりました！！
何回でも読み返してます！

永遠の愛信じますか？

ヒロインには婚約寸前までいった好きな人がいました。
しかし、その人はたくさんの浮世を流すプレイボーイで、初心なヒロインは遊ばれただけだったのです。
彼の浮気現場を目撃したヒロインは、涙にくれながらも、慰めの言葉をかけてくれた男性に、永遠の愛を信じるかい？と問われ、ええ、信じるわ、と答えます。
ヒロイン、婚約の話を白紙にします。
けれど、心の傷はすぐには癒やされず、彼が好んだ派手な化粧や挑発的なドレスで宴参加していた、ある日、王太子に紹介された侯爵令息、遊び人だというヒーローに、化粧が似合わない。と侮辱され、唖然としてしまう。
ヒロインは、もう、会うことないだろうと考えていたヒーローと意外な所で再会する。
王妃様がヒロインの結婚相手にと、引き合わせたのが、ヒーローだったのだ。
カドを立てずに、断る方法を考え、お付き合いをしたが、どうしても気が合わなかった。と言おうと示し合わせて、かりそめの交際が始まりす。
しかし、ヒーローの助言、もとい、貶されたくなくて化粧やドレスを変えていくうちに、ヒロインは大変魅力的な女性へと変わっていき、ヒーローも装飾品やドレス贈り、ヒロインの変貌に目を疑うことになる。
努力して、誰もが振り返る美少女になったヒロインをヒーローは、誰にも渡したくない。永遠の愛を捧げたい。と思うようになるが、ヒロインが一緒に過ごしてくれるのは、王妃への建前であり、前の恋人が好きなのだ、と思っているヒーローには、ヒロインの愛の告白も響きません。
伏線含めて、大変よくできたお話でした。
ヒーローは、両親がお互いに愛人を持つ、仮面夫婦であったため、始め、永遠の愛を信じられせんでしたが、ヒロインの頑張りや愛を惜しまない姿に心惹かれていくのがよくわかりました。
ヒロインも、信じてくれないなら、信じるまで、愛を注ごうとする所も好感が持てます。
両想いなのに、すれ違ってしまうシーンは、応援せずにはいられません。
ラストも、上手くまとまっており、これぞ恋愛小説という素敵なお話でした。

永遠の愛を信じられないヒーローと、永遠の愛を信じているヒロインのお話。
ストーリーに捻りはなく、頑ななヒーローの心をヒロインが溶かすといった王道パターンだと思うのですが、王道ゆえにキャラクターたちの描写が丁寧に描かれていて、とても読み応えのある作品だと思います。

個人的にはヒロインを裏切った元婚約者のキャラクターがよくできていると思いました。

ヒーローの心理描写が‥

男性側の心理描写が丁寧に描かれています。馬車の中でのラブシーン、キュンキュンしちゃいました！ストーリー展開に無理がなく読み終わった後に満足しました。

ヒーローはヤキモチ焼き❓

可愛いいお嬢様のヒロイン、いじらしいく守ってやりたくなりますよね(^^)独身主義のはずがヤキモチ焼いてる？ヒーローの周りの騎士達、笑っちゃいます！
爽やかなストーリーで良かったですよ！

好きな作家さんで、この作品も引き込まれて一気に読みました！ヒロインの初恋は悲しいけれどらヒーローとの溺愛結婚は良かったです！

婚約するはずだった男の手酷い裏切りに傷心しながらも永遠の愛を信じるヒロインと、社交界一と言われるほど数々の女性との浮名を流しているものの親からの愛情を貰えずに育ち愛を信じられないヒーローの恋愛。心に傷を持つもの同士の2人が結ばれて本当に良かった。ヒロインの叔母にあたる王妃とその息子でありヒーローの友人でもある王太子などサブキャラも良い味出していたと思います。

独占欲が…

両親の影響で、愛を受け入れ信じることのできないヒーローと、まっすぐで純粋なヒロインのお話。
ヒロインは初恋のせいで、痛い女になってしまいますが、ヒーローに会い、惹かれていくうちに、本来の美しさを取り戻していきます。
ヒーローは、博愛主義で結婚しないとの事でしたが、ヒロインへの愛を認めてからは、独占欲が凄かった！エッチもなかなかで、読んでいてドキドキしました。
最終的には、ヒーローがヒロインからの愛を信じることができて、ハッピーエンドでした。

私はこの作家さんは「にゃんこ」のお話からで、そっちのお話も可愛くて大好きでしてが、こっちのお話の方がもっと好きです。
お薦めです。