やとゆさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全10件

  1. 評価:2.000 2.0

    雪の世界の意味が深い

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    生まれつき耳が聴こえない雪が出会ったのは、さまざまな国にを旅している逸臣。
    電車の中で助けてもらったのをきっかけに知り合った二人は、同じ大学の学生でした。
    電車でも、大学でも、雪に対して物怖じしない逸臣は、雪の世界に入れて、と伝えてきて、雪は逸臣のことが気になってしかたがなくなってしまう。
    雪はこれが恋だ。と、落ち着かない日々をおくりながら、逸臣に頼まれて手話を教えることになります。
    しかし、逸臣のことをよく知るイトコは、逸臣が雪にかまうのは、新しい世界を知りたいだけなのではないかと心配する。
    それは、逸臣の夢が、色々な国のことや世界のことを知って、海外の学校で子供達に勉強を教えることだからだ。
    始まりそうで始まらない恋は、まるで降り積もる雪のようで、静かにゆっくりと進んでいく、刺激がほしい方には向かない内容。
    セリフなどがよく考えられていて、逸臣が雪をどう思っているのか、やきもきしながら先を読みたくなってしまう。
    初々しい雪が緊張したり、恥ずかしがる姿に心が温まる。
    雪の視点で語られるところが多く、耳が聴こえないということで生じる遠慮や純粋な疑問にも、ハッとさせられる物語。
    グローバルな視点をもった逸臣に、雪が強く惹かれる気持がわかる。
    これからは、もっと逸臣の雪への気持が描かれるのを期待してしまう。
    障害を含んだ作品としては深刻さはなく、恋愛漫画として楽しめる一冊です。

    • 57
  2. 評価:3.000 3.0

    夫婦のカタチ

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    この漫画は、レスだから浮気する。といった短絡的な話ではなく、パートナーとどう向き合うか?Hだけが愛情のバロメーターではなく、心を通じ合わせるには、どうしたらいいか?ということを考えさせられるお話だと思います。
    みちは、陽ちゃんとの生活の中で、仲が悪い訳でもなく、Hだけが足りていないと感じていますが、本当に欲しいものは、Hじゃなく、陽ちゃんからの愛情や思いやりなのではないかと感じました。
    そうでなければ、Hできても、目も合わなかった。と寂しくなることは、ないはずです。
    陽ちゃんは、アイスコーヒーのように、味も匂いもわかっている、もういっぱいなのに、飲め飲め言われてる気分。と表現しますが、アイスコーヒーが好きな人は、味や匂いがわかっていても好きだし、好きだからこそ、味を追求したり、美味しい飲み方を探すのです。
    陽ちゃんは、飽きたら、工夫を加えることもなく、放置して、相手の気持ちを考えることもなく、家事をしてもらい、プレゼントを渡したら、喜べ、というのは、身勝手です。
    みちは、新名さんにレスをカミングアウトし、新名さん自身も、レスで悩んでいることに、共感して、パートナーから求められない悲しみを分かち合うようになります。
    新名さんの、夫婦はフェアーてあるべき、というのは、一番大事なことです。
    新名さんは、自分の母親が父親の顔色ばかりうかがっている家庭で育ち、母親に同情的でした。
    だから、結婚相手には、自立したキャリアウーマンの女性を選びましたが、今では、自分が奥さんの楓の顔色をうかがっている。まるで、母親のようだ。と感じています。
    気持ちを押し付けている訳でもなく、できる限り家事をし、楓のサポートをしても、あなたがいるから、私は仕事ができる。と言われてしまえば、、俺は楓の仕事のためにいるの?と言いたくなるのも、当たり前です。
    結婚記念日には、遅刻したくせに、我慢してHさせてあげればいいんでしょう。という楓の態度は、夫婦と言えるのでしょうか。
    楓は、仕事が生きがいなのは、わかるのですが、新名さんに甘え過ぎていると思います。
    陽ちゃんも楓も、自分のやりたいことしかしていないのに、悪いことはしていない。と考えているところに問題があるのだと思います。

    • 23
  3. 評価:2.000 2.0

    賛否両論よくわかる

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    賛否両論あるのはわかるけれど、70歳で母になる選択は、とても尊く、勇気のいることだと思います。
    障害児だったら、とか子供が大きくなるまで、生きていられるのか、とかは、大なり小なりどの夫婦にもあることであり、子供は生きたがって産まれてくるのだ。どんな子供でも受け止めるつもりで、子供に関わっていくことで、親になれるのではないでしょうか。
    子供が産まれたから親になるのではなく、愛情を注ぎ、その成長を見守り、大事に育てることで親になれるなら、それらの密度こそ重要で、時間は関係ないと思いたい。
    なぜなら、この物語で未来ちゃんは切望されて産まれくるからだ。
    この先、未来ちゃんが両親を亡くして、施設で育つことになっても、それは、不幸なのでしょうか。
    周りとは違うということを、槍玉にあげることは、イジメや差別に繋がる考え方で、本来、みんな違っている部分があってよいのです。
    確かに、実際の子育てはもっとハードで、漫画らしく、いいとこ取りしているところもあるかもしれないが、問題が起こってもなんとか乗り越えていく家族にエールを贈りたい。
    フィクションだから言えることかもしれないが、未来ちゃんは今の夕子さんの元に産まれるべくして、産まれてきたのだと思えてしまう。

    • 8
  4. 評価:5.000 5.0

    古風なシンデレラ

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    ヒロインの美世は名家の令嬢でありながら、継母と異母妹に虐められ、父親に無視され、使用人同然に扱われ、唯一の理解者だった幼馴染も異母妹に獲られてしまいます。
    異母妹の婚約を機に、家柄がよく、容姿端麗だけれども、冷酷無慈悲だと有名な清霞の婚約者になりますが、体良く家を追い出された様なもの。
    清霞は、みすぼらしい着物を着て、家事をこなす美世に戸惑い、初めこそ、冷たく接しますが、美世のことを知るほど、次第に心惹かれるように…。
    二人のそれぞれの視点で描かれ、丁寧に二人の距離が近づいていきます。
    卑屈になっていた美世に前向きになってほしいと肯定的な言葉や贈り物をする清霞にいい意味で目が離せません。
    異母妹は姉が綺麗な着物を着て、清霞と親しげにしているのを見て激しく嫉妬するところなども見物で、これから、美世の家族がどんなことになるのか、先が気になる展開です。

    • 2
  5. 評価:3.000 3.0

    クールカップル

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    クールな冬月さんが、会社の入社式に行く途中で出会ったのは、桜吹雪の中で足を氷漬けにしている男性、氷室君。
    「緊張して足が氷ついたように動かない」という彼の足は、物理的に凍っており、冬月さんがポットのお茶をかけても溶けません。
    しかたなく、お茶を分け合って昆布を食べていたら、氷が割れたものの、彼は自分を雪女の末裔だといい、同じ会社の同期であることがわかりました。
    感情が高ぶると吹雪を呼んでしまう氷室君は、密かに、冬月さんに片思いしますが、冬月さんに、ときめく度に、会社を雪だらけにしてしまいます。
    クールな冬月さんとクールな氷室君のお話なので、感情表現はあまりありませんが、氷室君の心の声は、冬月さんへのラブに、かなり大変なことになっており、恋愛の不器用さが笑いを生みます。
    冬月さんは、氷室君のために、気を配って様々なプレゼントをあげるのですが、ちょっとピントがずれてるところが可愛らしいです。
    物語が進むと、雪女以外の末裔の人も出てきて、なんとも賑やかな職場になります。
    ユニークなピュアラブコメが存分に楽しめます。
    ちょっと不思議な、心安らぐラブコメを読みたい人にオススメです。

    • 2
  6. 評価:3.000 3.0

    ほのぼのラブ

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    学校では見せないそれぞれお互いの秘密の顔を知った、堀さんと宮村くん。
    本当のことを知ったことで距離が近くなり、少しづつ相手を意識するようになった二人のじれったいラブコメ。
    高校生らしい友達とのエピソードも微笑ましく、こんなバカなことしたなぁ〜。と自分の高校生活を振り返ってしまいます。
    出てくるキャラクターも魅力的でその人の立場に立ってのお話も見どころです。
    誰かを好きになることはこんなにも幸せで、楽しいことなんだと前向きになれます。
    どろどろした愛や複雑な人間関係に疲れたら人には、是非読んでもらいたいライトなお話で気持ちが軽くなります。
    あくまて軽い読み物を求めているかたには、オススメです。

    • 2
  7. 評価:2.000 2.0

    薬師が謎とき!

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    人攫いにあい、売られた先の後宮で働くことになった猫猫。
    しかし、猫猫がいる後宮内で連続不審死が起こり、元薬師の血がうずき、こっそり不審死の謎を暴く助言をしてしまう。
    年季が明けるまで静かに暮らしたかった猫猫だが、後宮で働く壬氏にくだんの助言をしたことを見抜かれてしまい、腕をかわれて、毒味役として働くことになる。
    けれど、壬氏が持ち込む厄介事は、一筋縄ではいかないものばかり。
    壬氏が猫猫を気に入り、なにかとちょっかいをかけてくる恋愛要素もあり、塩対応な猫猫に苦笑が漏れるところも楽しめます。
    恋愛より、薬が好きという猫猫も変わり者で、宮廷の薬の豊富さに感動したり、毒味をして、恍惚としていたり、普通の女の子では、ありえない行動は、読み手を惹きつけます。
    事件以外のラブストーリーにも期待しつつ先を読みたくなる作品。
    同じタイトルで二人の漫画家さんが漫画を描いてるので、その点気をつけて、購入してください。
    読み比べてみるのも面白いかもしれません。

    • 1
  8. 評価:3.000 3.0

    新しいラブコメ

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    主人公の直也には大好きな彼女の咲ちゃんがいる。しかし、とっても魅力的な渚ちゃんにも告白され、悩んだ結果、咲ちゃんに了解をとって、堂々と二股しよう。と考えるが、咲ちゃんは猛反対。
    直也は「いつか二股してよかった。って言わせてみせる!」と二股をOKしてもらう。
    三人のお付き合いがスタートするけれど、直也は言葉通り、二人の彼女に誠実で、とってもいい彼氏。
    彼女達もそれぞれ努力し、彼氏の心が離れないように頑張ります。
    ドロドロした愛憎劇は全くなく、ライトな新感覚ラブコメディ。
    ちょっとの嫉妬も笑いになる。
    恋愛の新しい形ですが、ドキドキするようなリアルさはなく、サラリと読めてしまう内容です。
    せっかく、美少女二人がいるのだからサービスカットもたくさんほしいところですが、直也はどちらか一人とそういうことはできない。というスタンスで、どこまでも真面目なお付き合い(笑)。
    なので、今後の展開に期待します。
    アホガールの作者さんなので、この作品もアニメ化になるのではないかと考えたりもします。

    • 0
  9. 評価:3.000 3.0

    主人公最強系

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    原作がなろう発だけあって、異世界転生、主人公最強系です。
    無双が好きな方にはウケると思います。
    主人公は神話の時代を生きた魔王ですが、戦いの日々に飽きて、自らの血で7人の配下を造り、自分の血を絶やさせないように命じて、2000年後の世界に転生します。
    そこは、憧れた平和な時代。しかし、魔王の子孫はすっかり平和ボケして弱体化していた。
    主人公アノスは、魔法でサッサと成長し、その時代の予備知識が足りないまま、魔王育成の学校(自分の城)を受験しますが、そこで得たのは、不適合者の烙印。そして知ったのは、何者かが自分に成り代わり、歴史を都合よくすり替えているという事実。
    偽物魔王を探し出そうとするアノスの前に立ちふさがるのは、記憶をなくした、かつての7人の配下。
    何をしても圧倒的な力でねじ伏せるアノスのスクールライフ。
    友達や家族という、いままでいなかった存在を楽しむ様子が微笑ましい。
    不可能と後悔はない。魔王とは何か?俺が俺であること。と、どこまでも己の道を爆進します。
    アニメが放送されていますが、こちらの方が面白いと思います。
    ダークヒーローという解釈もありますが、アノスは基本的に優しさがあり、殺した相手もちゃんと?蘇生します。
    ただ、挫折がないので、努力、根性とは縁がないかもです。
    あくまでも、痛快なストーリーを好む人向けです。

    • 0
  10. 評価:2.000 2.0

    一途系の恋愛漫画では必見

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    武家の娘でありながら、両親を失い吉原にやってきた朱音には、両親の敵を打つという目標があり、わずかな手がかりを元に、犯人を捕まえるため、吉原でのし上がっでいこうと決めていたのだが、朱音に目を付けたのは、高利貸しの若旦那、近江屋惣右介で、武家嫌いな彼から、まさかの見受け話がやってくる。
    有名人の若旦那を袖にしたことで朱音は一躍時の人になってしまう。
    若旦那からのアプローチに心を揺らしながら、復讐が叶って家が再建されれば、身分違いの恋。
    吉原は一夜の夢を見るところ、と寄添えば、離れている間がもどかしい。
    ままならない恋を抱えて、両親の敵を探す。恋愛とサスペンスを織り交ぜたストーリーは、読む人を惹きつける最高のスパイスになっています。
    時代背景もよく考えられていて、花魁の哀しくも美しい様子は女性の生き方として、考えさせられます。
    女を売ることは一概に不幸ではない。花を競いあい。高みに登るのも一興。幸せは掴み取る物。という女の世界で朱音は若旦那との未来を勝ち取り、両親の敵討ちができるのか。つい、先が気になってしまう。

    • 0
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