【ネタバレあり】金曜22時、視界を奪って抱いて-赤の領域-のレビューと感想（2ページ目）

視覚から感じる純文学

モノトーンの静かな絵の中に、主人公を目隠しする赤い布が浮かび上がります。
それだけでエロティックなのですが、主人公は男性でありながら、「好きな手」の男性を電車の中でみつけて声をかけます。
３人目に声をかけられた男性は、主人公と待ち合わせのホテルに現れ、その手で主人公の全身を弄り始めます。
主人公が視覚を遮られながら感じる感覚は、絵を通しこちら側にも戦慄のように感じます。
暗闇のなか、視界を閉ざされだからこそ感じる音や匂いの世界、、、想像力を刺激し、後戻りできなくなる世界観が凄い作品です。

目隠ししてマッパでホテルの一室に鍵もかけずに人を待つ哲。
何度もそうやってきたらしい。
その日ホテルの場所と時間を渡したのは環だった。
環は部屋に入ると、哲の姿に驚くが、2人の関係は毎週続いていく。環はだんだんと哲に惹かれていくが、哲は顔を覚えたくないと言い目隠し。
環も、今度は自分が目隠しするからと哲の裏をかく行動を。
哲は環に惹かれている自分に目をつむり、他の男性とも関係をもつ。気持ち良ければ良いと。
環との関係はただのセフレ。
でも、これじゃあ環が可哀想。
哲が環とだけの気持ちのある関係性を築いて欲しい。

えっちい

自分からメモを渡してホテルに誘うところとか、相手が来たと思ったらまさかの自分から目隠ししてるとか想像の斜め上を言ってる感じがたまらない。

無料版のみなんですが、話の設定が斬新でした
電車でよく一緒になるだけの相手の手に惚れて、、
手フェチなのでその気持ちは共感できますが、誘っちゃう勇気に驚きました

赤

無料分まで読みました。
感情が乏しい哲が環に色んな感情を引き出されて、戸惑いながら惹かれていく様子が良かったです。眼帯だけ本当の赤なのが妖艶で綺麗でした。

見えないから見えるものがある？

無料で読み始めました。まだ序盤なせいか、2人のキャラも心持ちも、未来の着地の予想も全然つかないまま、ただ無料に任せて読み進めているのが正直な現状です。題名にもなっているので、目隠しする意味や背景が今後浮き彫りになっていって2人の関係性にも影響していくのかなぁって思いながら、今は読み手も目隠しな感じで手探り状態ですかね。今後の展開に期待してます♡

私は好きです

赤という色が好きです。モノクロに赤だけを挿すというのが、淡々とした雰囲気で進めるストーリーに合ってるのだろうなぁと思います。
領域＝赤い眼帯で塞いだ視覚の世界⋯だけの意味ではないかもしれないですが、読み手が感情部分を自由に思い描きながら、読み進めるのが
このお話には良いのだろうと感じています。

感覚を重視した言葉の描写

目隠ししてるから、セリフの描写が、物凄く官能的。目を見たい、表情を見たい欲求が、どんどん増していく感じもすごくよく出ていると思う。

フェチ

無料20話を読んでの感想。淡々と静かに話が進む。それがエロさをより強調してるよう。他の作品のように受けが甘々トロトロではないがかなりエロい。20話読めたのも嬉しい。変わったフェチは興味深いし好き。

さいこう

本当に2人が幸せそうで、だけどよく分からない関係、このシュチュエーションですらも尊く感じてしまう、、(´△`)♡