5.0
もったいない!中盤から星二つアップ!
最新話64話まで読みました。
ストーリーは想像より全然暗くないし、キャラクター達の言葉のチョイスも面白いのに、もったいないなあと強く感じた事が一つありました。
それは、1話1話のエピソードが短く、前話の終わりが少しかぶって始まるため、作品主軸となるテーマが序盤からなかなか進まないということです。
無料お試しを読んでから課金して読むかどうか判断する読者さんが少なくないと思います。
なので、この序盤のちょっと暗めでスローなペースだと、主人公•香蓮と彫師•柊哉に気持ちが入りこむ前に”介護疲れ” ”夫の不倫” “タトゥーを入れる” だけの判断要素でリタイアしてる方々多いのではないかと思いました。
二人の再会は13話くらいで、柊哉から旦那を地獄に堕としてやれと言われて変わり始める香蓮の快進撃がなかなか進まず、クズの不倫夫や愛人のやりとりが長いので若干イライラしました。
この作品は、多種多様な登場人物達と彼らの台詞が面白くかなりツボにハマりました。
彫師、占い師、弁護士、インフルエンサー、歌手、海外スター、医者、女王様、ドレイ、、会社員でもクズ夫や狂った愛人、修羅場大好き男などまあいろいろ登場して飽きないです。笑
ヒロインである香蓮も、
”介護疲れの不倫サレ妻”で終わらない。
元々介護前は、育ちも良く純粋無垢な美人だったためポテンシャルも高く、柊哉に助けられてふっきれた後の劇的な変化は爽快で、女王様に永遠の忠誠を誓っていたドレイまで心酔してしまうほど。
苦労人で自分の腕一本でのしあがってきた柊哉のギャップ男子っぷりもすごく良いです。
身体中刺青だらけ顔には大きな傷の強面ですが涙脆かったり、
“旦那はまな板の上で腐ってく鯉だな”って台詞がありましたが、普段口は悪くてもいつも側で話を聞いて応援する優しさだとか。
香蓮の同級生でハイスペックの医者が登場した時出身校を聞くや否や、学歴がない自分は釣り合わないと落ち込んで、高嶺の花を諦めるには高い酒でやけ酒だと落ち込んだり、、
でも結局は、いつも香蓮を全力で守ろうとしている一途な柊哉が本当に素敵で、香蓮と幸せになって欲しいなと応援しながら読んでいます。
愛人と共にどん底に堕ちて土下座ばかりしていたクズ旦那ですが、身なりも整え周りを巻き込み香蓮を取り戻そうとリカバリーし始めた模様。
香蓮のさらなる快進撃も期待しています!
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