5.0
4月の東京は全てが貴方
凄く良質な物語でした。
純粋に互いをひたすら想い、偶然でもひと目会いたいと願ってきた2人の純愛です。
和真(攻め)は、蓮(受け)が大好きな友達から始まり、心を許し親友と認識します。
しかし"ある出来事"がきっかけで、姿を消した蓮を追い求めました。
蓮は和真に一目惚れでした。
でも友達でいる為に悩んで考えて彼と親友でいる為に間違った行動を起こします。
それがきっかけだった"ある事"です。
何回も胸が詰まされました。
蓮の健気さに涙腺が緩みました。
本当に切なくてたまらない。
そして和真も何があっても蓮を諦めまず、大きく包んでそばに居続けました。
だからこのラストに感動します。
恋愛だけに留まらず社会の偏見や会社の問題を盛り込ませ、それらが雑にならず丁寧に描かれていて面白い。
でもまず、人生一度あるか分からない奇跡をもらったこの2人の物語を、機会があれば読んで欲しいと思います。
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