【ネタバレあり】ペリリュー ─楽園のゲルニカ─のレビューと感想

綺麗事ばかりではない

戦争を題材にした漫画や小説は数多くありますが、潔く国のために散っていった命ばかりではなかったのだな、と改めて思いました。
この漫画は、戦争を過剰に美化せず、起こったことをありのままに表現しようとしているのがよくわかりました。
個人的に、できれば吉敷君には生きていてほしかった。

涙

本当に戦争は駄目…人が人でなくなります。恐ろしいですー普通の人間が、普通でなくなる。常識も何もかも、吹っ飛んでしまうのですね。壮絶ななか、田丸君と吉敷君の出会いが唯一の救いでしょうか

無料37話まで読みました

戦争ものの漫画ですが、絵が優しい感じで
残酷な描写が和らいで見えますが
実際その場にいたら、かなり精神を削られる光景
暑さと飢えに苦しみ水を求め、敵からの攻撃に怯え
皆が若くして遠い地で故郷や家族を思いながら亡くなる
戦争とは、どんな意義や目的があるのか
世界から消えることがなく、どこかで戦争・紛争が起き
命を失う人が絶えない
色々と考えさせられる作品です

泉さんと吉敷くん

泉さんと吉敷くん推しになっていたので、二人の最期がショックで引きずってしまいました。
誰もが死と隣り合わせの極限状態の中で、日本人の仲間同士でのいざこざや争う描写が読んでいて辛かったです。
かわいらしい絵柄なので読みやすく、いろいろと考えさせられる作品だと思います。

漫画だからこそ

幅広い年代の方々に読んで欲しい作品ですねほのぼのと可愛らしい絵ですが戦争の悲惨さ残酷さはしっかりと描かれてます。

ホントにみんな読んで！！

こちらで知ってコミック全巻購入しました。
岐阜日本人なら知っていて欲しい
大東亜の戦い
忘れてはいけない
次世代へ繋がなければいけない
先人の想い

映画を見られるかは

皇室の方が慰霊に訪れて以来気になっていた歴史を実際に調べてこうして作品として発表してくれた作者の方に感謝したい。アニメ映画にもなると聞いて、原作を読み始めたのだが、こうしてゆるめの絵柄で淡々と語られる壮絶なストーリーに実際に動きと音がついた時に自分がスクリーンを直視できるかはちょっと自信がない。日本人として知っておくべきことだとわかっているけれども、中々真実を知る勇気がない人間にとって漫画というかたちをとったことで近寄り易くはなっている。とは言え、やはり中身は壮絶。史実では３４人が生き残ったということを知り、なんとか読み進める勇気が出てきてます。

怖いです。でも、読んで欲しいです

昭和100年、戦後80年の今、戦地の事を話せる方は本当に少なくなっています。
遺族の方もご高齢になってきています。
私は両親が高齢だったので、かなり色々な戦争の映画や展示、お話を聞かせて頂く機会がありました。
どれも私は怖かったです。一時期はそういう話を聞く事を拒む時期もありました。
この漫画は可愛らしい絵で、読みやすいかな？怖くないかな？と、思って読み始めました。知ってから読み始めるのに、結構覚悟はいりましたが、読んで欲しいです。
淡々と描かれているのが、リアルです。昔本当に同じ日本という国に生まれた方が体験した事なのです。
戦場にも日常があり、そして、今とは違う価値観で家族を想って亡くなった方々に、もう他にそんな悲しみが起こらないためにも、読んで頂きたいです。
あの時戦っていたアメリカも、今では同盟国です。
今一度、平和のあり方を、大戦で亡くなられた方々が、守ろうとしてよかったと、思える日常の為にも読んで頂きたいです。

米兵が「ママ...ママ」と連呼していて。それで吐くなどの描写があり、没頭しやすい作品かなと思います。

絵がかわいいから勘違いするけど、すごく凄惨な物理的・心理的状況を、乗り越えようとして文字通り泥水をすすりながら文字通り死ぬ気でお国のために戦い続けようとする、激戦地の戦士たちの話。もう戦争は終わったんだよ、国に帰って家族に会えるんだよ、って伝えられたなら、もっと助かった命もあったのに、とよくあるファンタジーを横目に思ってしまう。思わず涙です。戦争教育に取り入れてほしい漫画。