2.0
第8話までの感想です。
最初は「食」を通じて、仏教の教え等々に触れられて面白かったのですが、第8話で、さちが些細な事でお寺に相談に行ったり、やたら女友達をお寺に連れて来る姿に疑問を覚えました。「悩みがあれば、誰でも気軽にお寺に行って相談出来る」。確かに、それも一つのお寺の理想的な姿なのかもしれませんし、話を作る以上は仕方ない設定なのかもしれませんが、さちが何も考えず、お寺に依存している様にも見えました。
お寺で出逢った人達とのやり取りや仏教の教えをベースに、自分で考え、行動していない気がする。それどころか「悩みがあるなら、良い所を教えるよ」と、毎回友達をお寺に連れてくる様子は、新興宗教の勧誘にさえ見えてしまいました。
自分が思うに、仏教はあくまでも、人生をより良く生きる為の一つの指針であり、支えだと思います。お寺の仕事に従事されている方は別ですが、人生の全てではない。
第8話までしか読んでませんが、主人公の自立した姿ではなく、見方によっては、意志薄弱な主人公が宗教に依存している様で、何たが切なく思えました。
- 7