【ネタバレあり】ブルーノートのレビューと感想

ピアノの音が聞こえてきそうな美しい物語。

一度はピアノをあきらめかけた奏と、ある事情でピアノをあきらめざるを得なかった戈木の、運命的な出会いと恋のお話。

音楽を背景に描かれた、落ち着いたラブストーリーでした。束原先生の描く、時にコミカルで躍動感のある若者がとても好きなのですが、オトナなお話も素敵だなと思いました。二人の過去が交差するくだり、しびれます！

エロ描写は多くないので、ストーリー重視の方におすすめです。

それにしても、漫画に音声がないことをこれほど残念に思ったのは初めて。二人の奏でるピアノが聴きたい！！

なお、12話の途中までがブルーノート本編、12話の途中から15話までは全く別の短編「初恋リフレイン」、16話はブルーノートの後日談です。
16話必読です！読み忘れにご注意を。

短編「初恋リフレイン」は、秘書として就職した先の社長が、学生時代の初恋の先輩で・・・というストーリー。タイトルがちょっと昭和臭ですが、先輩がハイスペックなスパダリ（っていうんですね。初めて知った！）で、こちらも素敵なお話でした。

2種類のスパダリです！

ブルーノートとは、有名なお店の名前にもなっていて、ジャズブルースの音階を表す言葉。この言葉をタイトルに付けるって、、と思ったら、なるほど背景の主軸はピアノですね。納得。
こちらのスパダリ攻めは、御曹司・社長・イケメン・ピアノ弾き・頭良さそうって感じです。
しかし王道のスパダリ達よりも感情豊かで酔うと可愛い！好きなタイプのイケメンです。
受けは辛い過去から脱け出せなくて不幸を巡ってるピアノ弾き。
2人の過去が重なる所は、流石、作者様と言いたいくらい素敵です。

もうひと作品の短編はスパダリアンソロの作品ですね。
こちらは王道のスパダリ攻めで、一途さも高得点。

エロはどちらも少なめで糖度高めに作られています。
絵も綺麗。細かい背景も綺麗。作者様ならではの優しいタッチも物語にマッチしていて雰囲気バッチリです。タイプの違うイケメンを堪能して満足なので、☆は満点です！

コミック買いました。
それくらい良かったんです。
才木さんが大人でほんと素敵です。
奏を信じて待っていてくれる感じ、包容力がたまらない。
奏も可愛いんです。
この出会いで奏が救われたのも良かった。
こんな運命の出逢い、羨ましい。
この先生が描く男性って綺麗で美しくて色気もあって。そういうシーンも惚れ惚れしてしまうくらい綺麗。
ストーリーも絵も言うことなしの素晴らしさです。

戈木さんがとても包容力があって素敵で、でも酔った時のお茶目な感じは可愛くて。
奏を包み込んでくれる感じがたまらなく癒されそうな。

そして何より、ピアノのジャズのメロディが聴こえてくる雰囲気がとても素敵でした。

お友達の矢野くんや不動産屋さんの店長さんの存在をうっかり忘れてしまうほど(笑)２人の奏でる感じに惹かれます。

2話入っています

1〜12の途中まで、と最終話がピアニストの話で、その他の数話はかつて付き合いかけた先輩後輩が今は社長と秘書になって再会する話です

この作者さんは絵が綺麗で好きなんだけれど、割とあっさり男性経験を初体験させてしまう笑
そんな一回目で大丈夫？なんて要らぬ心配ではありますが、まあ短編なので大人の事情があるのでしょう

絵的も

ストーリーと同様、繊細で「奏でてる」感じが凄くステキです。
BLの世界観が変わりました。
ピアノの音感で繋がった二人がこれからどうなっていくのか
ドキドキしながら読みたいと思っています。
五感の繋がりって良いですね。

作者さん買いです。
絵もストーリーもとにかくきれいで、世界観にうっとりしながら最後まで読めます。

ピアノを弾けなくなった男達が出逢い、離れ、知らぬまままた出逢う。
お互いの真の姿を知ったとき…。

こんな運命や因縁があったら素敵ですよね。

とてもセクシーなさいきさんと
奏さんのお話し。
繰り返し読む程、２人の素敵さが
心に染み渡る気がします。

２人共順風満帆では無く、夢に向かっての
挫折を知っているので、セクシーさや
強さがあるのですね。

ピアノが軸にあって、ピアノ弾きの2人のお話。表紙につられて読んだけど、読み始めたらとまらなかった。
現在に繋がる2人…過去に重なる2人があって…ホントにいいお話です。大好きです。

音楽が導いた出会い

ピアノに導かれて出会った二人。しかし受けの奏はピアノを弾く環境を維持するため身売りをしていた…。自分は愛のない営みは嫌いなので重い気持ちになりましたが、その事をちゃんと伝えたうえで結ばれたシンデレラストーリーです。