4.0
エロさとエグさとハーモニー
出だしは突拍子もなかった。電車内でのナナミの行為はほぼ変態。さらに、ピーチの組織的変態性(笑)でも、そういう組織は現実でも需要はあるだろうと思わせた。
で、読み進めると、思いがけないサスペンス。さらに吐き気を催すほどの性虐待。
お話として、エロとグロのバランスがうまく練られていると思った。次々読んでしまった。怖いのは、そこまでの虐待を考え出せる想像力。例えば、私が人をいたぶってよいと言われても考えつかなさそうな仕打ち次から次へと登場する。人間は怖いと思った。
絵について。出だしはちょっと下手だった。途中からグンと綺麗になって、最後には雑になった。そこが残念。
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