【ネタバレあり】十億のアレ。～吉原いちの花魁～のレビューと感想（34ページ目）

課金に悔いなし！

現代に吉原があったら――。
吉原物は小説や漫画でも多くありますが、どの作品も、純愛・悲恋含め恋愛だけの世界ではない。カネ・色・欲・差別・あらゆる世の中の不条理が絡み合った坩堝の世界が描かれます。

この作品も、“現代の吉原”を通して、そうした部分をあぶり出しています。最終的には、それを超えた伝説の存在に主人公はなっていくのでしょう。

お店側も、楼主・遣り手・マネージャーだけでなく、見回りや客扱の男衆など、総ての関係者が、吉原の掟をわきまえ、主人公に教えつつも、‘詞には出さないけど、なんとなく揺蕩う「遊女像」‘を超えた主人公の言動や、主人公の悩みや落ち込む姿、考える姿を見守り、新しい「遊女像」の誕生を望んでいるかのようです。だから、楼主を始めとしたお店の皆さんの詞も深く、考えさせられます。

「場所こそ地獄だけど、がんばる心清らかな主人公」といった綺麗事だけの上澄みの漫画ではありません。現代版の吉原だからこそあぶり出せ、描ける世の中の不条理、詞のトゲや緩やかな支配などが描かれているので、読み応えは十分。課金に悔いなしの作品です。

設定は

面白いのですが、要するに身体を売っている女性が芸能界で女優として活躍できる点だけ違和感がありました。
吉原の外の女性はどう思ってるのかな。

女の世界だね

あすかは養両親に厳格に育てられ大金で遊郭に売られる、容姿がよく、遊郭も知らない世間知らずのあすか、親は最初から孤児院からキレイなこを売るために育てた酷い、あすかは女の世界で色々嫌がらせやストカー行為にあいながらも強い意志で前向きに生きる彼女が健気で素敵です。上に上がってほしいです

異例の恋愛モノ!?でも逆にリアル？

独特な設定とそれに絡む人間模様、主人公の覚悟や成長の変化がみどころかな。
これが普通の恋愛モノならば、恋の成就が一番、ココロもカラダも好きなヒトにだけ、みたいになるだろうけど、そこを切り分けざるを得ない状況の中での主人公の生き方こそが、望み通りにばかりいかない世の中のリアルなのかも知れない。

設定が無理ありすぎな気もするけど、実際女を金で買ってるやつは山ほどおるんやろうな。内容は先の創造がつかない感じで面白いと思います！が、絵があまり好みではないので⭐3つにしました🙏

始めから売る目的で養子縁組をした養父母は育てている間に情は湧かなかったのか。衝撃的な始まりだったけどお話は面白い。

酷い親に育てたられたもんだ！

人身売買は絶対反対だな。売る為に、子供を育てるとか考えられない。育てるのにどれだけ大変か？なんだか悲し。

現代のお話なので、想像していた吉原とは全然違うけど、主人公のあざみちゃんが魅力的なので切なくも楽しく読めました。

高評価なので読んでみましたが……

想像と違って、続きを読みたい感じになりませんでした。
そもそも、現代に吉原を復活させるっていうのは、あまりにも無理がありすぎます。
現代っぽくしなければ多少受け入れられたかもしれませんが。
春を買うのが合法な世界観なのかもしれませんが、あまりにも現代要素が強すぎてコンプラ本当に大丈夫なの？？
とか、自分が現代人なので、もしこんな世界が身近にあったらなんて想像すると、春を買う法律に対して反対する政党ないし団体、国民はいなかったの？？
とか、いらん常識が頭をよぎって全然設定が受け入れられませんでした。

てっきり架空の江戸時代を思わせるような吉原設定かと思ってたので、残念です。

現代の遊郭

現代において娘を売るなんて、こんなこと許されるのか！？と最初はなかなか入り込めなかったけど、絵が綺麗だし、女の子可愛いし、そういう設定はいつしか気にならなくなりました笑、主人公が時々ドキッとするくらい美しいです。