5.0
過疎地の子ども達のリアルな日常
主人公とその彼氏が結果的に美男美女、というのはマンガだからまあ良しとして、物語の中のいろいろなディテールは、過疎地のリアルだなーと思いました。
特に、そよちゃんが「かっこいい彼氏と付き合った先に何があるのか」と大沢君との未来を想像するところと、夏に学校が終わって海に遊びに行くとこきに大沢君が「東京にいたら塾に行ってる時間だ」と考えるシーン。
なんだかいろいろ考えさせられる話です。
そして、紡木たくの「瞬きもせずに」を思い出しました。(もう一度読みたい!)
終わり方は、もうちょっと続きが見たい、というか、大沢君本人からそよちゃんに具体的な言葉が欲しかったな・・と思いましたが、読者に想像の余地を残すような終わり方だったんだと思います。
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