君は春に目を醒ます
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あらすじ
小学4年生の絃は同級生の弥太郎にいじめられ泣いてばかり。そんな絃を優しく守ってくれるのは7つ年上の千遥くん。だけど千遥は治療でコールドスリープをすることに…。───待ち続けて7年後。千遥は目を覚まし、絃と同級生に。憧れのお兄ちゃんから同級生に変化した距離感に、絃はドキドキで!?
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みんなのレビュー
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加速度的におもしろくなる
正直序盤は読み続けられないかも…と思って読んでいたんですが、だんだん話が深く面白くなっていき、最後の方は名作だと断言できるくらい最高でした。同じような方がいれば、最初で見切りをつけずにぜひ読み進めて欲しいです。
初めはコールドスリープというSF設定と、ちはるくんのどっちつかずの態度が苦手かもと思ったんですが、読み進めると、舞台となる世界の設定とキャラクターが最後まで一貫しており、ちはるくんの心の葛藤が見えてくるので違和感なくストンと理解できるようになります。
いとちゃん、ちはるくん、弥太郎の3人がすごく人間らしいので、それぞれの悩みや気持ちの変化がすごく生き生きと感じられます。
弥太郎が本当にいいキャラクターで、読み終わってみると物語のスパイスのような役目なのかなぁと思いました。
弥太郎ファンの方はぜひ最後まで読んでほしいです、素敵なエンディングが待ってます!
今を生きること、相手を想うこと、人を好きになること、それがどんなに尊いことなのか考えさせられる素敵な作品でした。出会えて良かったです。by しろめし大好き- 0
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5.0
最高!
「魔女くん〜」で気になっていた作家さん。めちゃコミで連載ありがとうございます!待ってました!
画風といい不思議な世界観といい、最高に私の好みど真ん中な作家さんです!一気読みしました。もう文句なしで本当に止まらないです。
さすがララで連載されてるだけあって、なんていうのか、青春なんだけどファンタジー。
ファンタジーなんだけど、青春。
コールドスリープした憧れのお兄ちゃんが、目覚めて同級生になった。お兄ちゃんがまた不思議ちゃんというか、恋愛感情に疎いと最初に描かれている通りすぎて、おーーーーい!って突っ込みどころ満載ではありますが、それもまた眠って目が覚めた人間ってどんな気持ちかなとか。
待ってた主人公。幼馴染、友人。もちろん家族も関わってくるのかな。それぞれの気持ちを応援したくなるようなリアル感もあって。どうなっていくのか。目が離せないです。
誰よりも不思議なお兄ちゃんである千遥くんを応援したい気持ちです。
途中途中に全く関係ない短編が入ってたので、話はそちらもまた素敵で豪華ではありますが、次々と読んでいた私はびっくりしました。そこはお金がかかるので注意です。by sakuyukiko- 9
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4.0
目覚めるのを待ってたヒロイン✨
ヒロインの絃(いと)を家が近所の千遥(ちはる)君がいつも面倒をみてくれて…
小さい頃は優しい面倒見の良いお兄ちゃん
病気の治療の為に人工冬眠をしていた千遥君
そして7年後、長い眠りから目覚め…同じ年になった絃との再会✨
芽生えるヒロインの千遥への恋心❤️
しかし、千遥はそんな気持ちに気付かず💧
そして一途に絃だけを想っている弥太郎の存在✨
読んでいると、千遥の鈍感さに少し苛立ち、素直じゃないけど一途に絃を想ってくれて気持ちを察してくれる弥太郎にキュン💓とさせられる
ヒロイン絃の気持ちになると、千遥君に早く気持ちに気付いて‼️って思いながら読んでます💦
人工冬眠って変わった設定だけど、面白い♪by メゾ・ピアノ- 5
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5.0
3人から目が離せない
最新話94話まで購読。
ストーリーが非常に綿密に作り込まれていて、あれよあれよと引き込まれた。
人工冬眠は言わばファンタジーだけど、それ以外は現実として一切違和感はなかった。そしてごく自然なシチュエーションだったり誰かの些細な一言や行動が、実は後々の大きな歯車の一角だった、ていうのが結構散りばめられているのだけど、それがフラグであることすら気付かないストーリー構成に圧倒され、とても読み応えがあった。
さらに構成だけでなく、登場人物の心境の変化も実に繊細。各人物が他者と絡むことで微妙に変化していくのだが、それが見事になかなか噛み合わないのでつい引き込まれる。
個人的には弥太郎に感情移入し過ぎてめちゃくちゃ泣いた。55話辺りと94話は、もうほんとにヤバかった(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
最初の方はコメディタッチな恋愛話だけど、28話辺りから次第にハラハラし始め、とにかく面白くて見事にハマりました!!!
みんな大好き!!悩め青春!!!
どうか最後はみんな幸せなハッピーエンドでお願いします(>_<)☆by アンブロッサム- 3
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5.0
「夏への扉」オマージュ作品(自分内)
人工冬眠〜コールドスリープが、重要なアイコンとなった物語の元祖は、ハインラインの「夏への扉」だと、自分的には思っています。そちらはタイムマシンも出てきて、こってこてのSFファンタジーだったけれど、「君は春に目を醒ます」での人工冬眠は、単なる医療行為。SFっぽさはほとんど無く、ヒロイン絃とヒーロー千遥の心の成長を、優しく丁寧に描く恋物語となっています。それでも、その始まりのきっかけは、「人工冬眠」が7年の年の差を埋めてくれたところから…だから、やはり重要なコンテンツといえるでしょう。
この作品の素晴らしいところは、何といっても、千遥の気持ちに丁寧に寄り添っている点。コールドスリープから目醒めて、妹みたいだった女の子から好意を寄せられて、はいそうですかと納得できるわけがない。7年間という時間の隙間を埋めながら、少しずつ自分の気持ちを確認し、絃への想いを自覚していく過程が、とても自然で素敵です。
素敵っていえば、幼馴染の弥太郎も最高でした。読者目線では、弥太郎にも上手くいってほしかったのですが、いかんせん絃は一人きり、そして、その絃の目には、千遥しか映っていない…それでも弥太郎、君推しの読者は、いっぱいいたはずだよ。
「人工冬眠」があったからこそ、叶えられたちょっと不思議で、とっても優しい恋のお話…自分的には、第二の「夏への扉」として、激推しの星5です。by Mayaya- 2
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