4.0
三姉妹の中で、真ん中の娘から見たお母さんの最期です。
ほかの二人から見たらまた違う一面があるのかもしれないなあと思いつつ読んだのは、完璧に主観によって描かれているからです。
客観的に、正確に‥というものではなくて自分から見えた世界だけを描いているので、すごく個人的で、クローズドな内容。
であるにも関わらず、「母」という言葉で想起する顔は万人が万別なのに同じように抱いてしまう感傷のためか、ものすごい勢いで共感してしまうという不思議な力があります。
同じ作家の子育て漫画がとても客観的に感じたこともあり、いろいろな描き方を持ってる作家さんだなあと思いました。
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