王様の仕立て屋~サルト・フィニート~
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あらすじ
イタリア・ナポリの泥棒市に住む日本人、織部悠。ナポリ中の“究めし職人”から“ミケランジェロ”と賞賛された伝説の名仕立て屋が、唯一認めた弟子である。彼が受け継いだ至巧の技と、イタリアの比類なき伝統が一着のスーツに蘇生した時、それを身に纏った者の人生に珠玉のドラマが生まれる。
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みんなのレビュー
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男性に似合う服はそれほどない
王様の仕立て屋シリーズの一番最初のものです。ミケランジェロ・マリオの弟子、オリベがまだなんとなく青臭かったりしますが、そこはだんだんほぐれてくるということで。
圧倒的な西洋の男の装いの常識がこれでもかと展開します。そして、それらがいかに日本の男性において知られていないかも。この作品を読んでから、テレビでスーツを着ている人がいるとつい吊るしかオーダーか見極めようとしてしまうます。そしてチーフの形やら靴やら、ああチェックしないといけないところがいっぱいあるー!by うさうさうさにゃ- 3
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5.0
NEW勉強になります
スーツ等を通して、その国の歴史、文化、価値観、礼儀をテンポよく教えてくれる。
また職人の礼儀、商人の礼儀、貴族の礼儀に国境がないことも興味深く読ませて貰いました。by ユキリンゴ- 0
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5.0
現代の甲冑職人の心意気
お仕事モノのマンガが好きで、男性向け女性向け問わずよく読むのですが、中でも1、2を争うほど好きな一作です。
父が個人経営の紳士服専門店で働いていたので、イギリス式紳士服のセオリーや歴史については何となく知ってたのですが、イタリアンスーツの事は全っ然知らなかったので、国が違うとジャケットひとつ仕立てるのでもこんなに色々違うんだ……と目からウロコでした。イタリア式コーディネートではカフリンクス付けないのが普通だとか、このマンガ読むまで知らなかったよ……。
一話完結のオムニバスで、あくまで主体になるのはお客様。そんなお客達の大事な商談に、ハレの日に、生涯一度の決断の時に身につける「勝負服」を、究極のアルテと遊び心をもって作り上げるオリベの姿には、まさにスーツ=現代の甲冑を造る職人としての自信とプライドが嫌み無く感じられて大好きです。ちょいちょい入る紳士服の蘊蓄も興味深くていいですよね。これからフォーマル多目なドラマや映画観る時には、スーツが気になってしまいそうです!
特にお気に入りのエピソードは「最期の夢」。ほろ苦さを含みながらも読後感は爽やかで、その癖涙腺絞られるラストが最高です。良作のヨーロッパ映画を観たような気分になりました。
続編も全部ハズレ無しの面白さだけど、シリーズではこの「サルト・フィニート」が一番好きかも。by 牛の首2- 2
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5.0
知識が豊富に
基本1話完結型で色んなお客様に合わせてスーツ始め小物類とかまでコーディネートして、それを説明してくれます
欧米と日本人の感覚との違いとかも書かれるので勉強になりますがストーリー上で無理なく説明されるのですんなり入ってきます
漫画家さんがネット用語というかかなり砕けた感じで茶化す描写もあるので、教科書的な感じもないし服で一泡吹かせるような勧善懲悪的なエピソードもあり読んでて楽しいですby 宮塚- 0
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4.0
スーツの知識が得られる
かなり長い話ですが、始めの1巻2巻辺りでは、イタリアナポリの伝統的スーツの知識が、よく盛り込まれており、男性スーツの案外と女性のドレスよりも、繊細さが、勉強になりました(^_^)
一見、スーツは、オーダーメイドでも、同じだと思っていたら、大間違い!!
特に、イタリアナポリの拘り、伝統が描かれています。
男性女性問わずに、洋服の知識を得る知識になるので、読んで下さい。
星は、後半がね、星4つにしました。by リヒテル- 1
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