みんなのレビューと感想「新装版 回転銀河」（ネタバレ非表示）

とにかくハマってしまう。
沼というか、読み出すとどうしても止まらない。
危うく美しく、でも非現実的な恋愛話。
だけどその儚げでままならない感じが愛おしいです。

ひとつひとつのストーリーがオムニバス形式でつながっている。
禁断の恋から始まって周囲の人物も動いていく。
4話目の「満月」はよかった。

めちゃくちゃいい

逃げ恥の作者さんということで読みましたが…逃げ恥よりむしろこちらのほうが奥が深いというか、かなりの名作だと思います。読み手の力量が試されると言ったら変な表現ですが、読み返す度に気づきがある、そんな作品です。

ひりひりする

高校時代の人を好きになるときのヒリヒリ感がいいです。セリフもどっかで聞いたことのあるものでなく、変化球でぐっときます。おすすめです！

　短編の積み重ねみたいで、オムニバス仕立てで読み進められます。最初の姉弟の愛情など、ストーリーがとても魅力的です。

ネタバレ レビューを表示する

登場人物みんなが
交代で主人公になります。

登場人物ごとに視点が変わって、
それまで脇役だったキャラが主人公へ、
主人公だったキャラが脇役へと配置転換。

１人１人の抱える気持ちが
ていねいに描かれていて、
つい読み入ってしまいました。

どのキャラの話もよかった。

まったく重さを感じさせず
コミカルさも随所に加わっているので
読みやすい。

結果的に片思いで終わる人も
後味がよく、すがすがしい終わり方。

みんなにやさしい光が降り注いでるような、
希望のある内容で
前向きな気持ちになれるのがよかったです。

もどかし

切ない初恋満載です。
TLばっかり読んですれた人にはもどかしくってこっぱずかしい。
全員がそれぞれの立場の主人公、という意図を感じる構成です。

この先生は、いろんな人間模様をオムニバスとして描いていくから本当にすごいと思います。読みやすくて面白い。

とても素敵です

宇宙好きなので読んでみました。
想像してたのとは違いましたがとても素敵な短編集でした。
とある高校に通う生徒の物語が短編で繋がっており、それが太陽系の繋がりさながらで引き込まれました。
最初の二人は本当の姉弟の愛の物語で、なかなか受け入れ難い設定なのですがとても清らかでそれもいい、と思わせる作者の手腕がすごいです。映画化もされた妹に恋する双子の話も触りだけ読んだことがありますが、そちらは気持ち悪くて脱落しました。
絵も綺麗だし、大人でもない子供でもない等身大の高校生を描いていてとても良かったです。

迷う

「...誰にも内緒で、一瞬の視線を、心を込めて受け止める」
二人の秘密の共有を、これからどうなるのかを考えてか考えずか、さらっと言ったこのセリフは
ちょっと心に響いた。