5.0
楓さんよー、、、、
以前レビュー投稿しましたが、だいぶ話が進んだので再びの投稿です💦💦
読み始めた頃は、陽のみちに対する「性欲強い」などのクズ発言や面倒そうな表情に、ただただムカついていましたが、やはりみちに対しては家族愛でも愛情を感じる事ができます。それがみちの望むような形でなくとも、彼女の変化に気付くとか熱を出したみちを労るシーンからは、浮気をした後ろめたさからだけではない感情のように感じました。
反対に誠はみち以上に傷付いているように見えます。ここまで読んできて、誠には全く非がありません。ひたすら楓の事を理解し、支え、あたたかく見守ってきていました。惚れた弱みなのか何なのか、楓に拒まれてもずっと寄り添う事をやめませんでした。それなのに誠の思いが報われる描写が全くないので本当に痛々しい、、、
みちは体調を崩した時に陽に心配してもらっていたけど、誠は咳をすると心配どころか「うつさないでよー」と、あんまりな言葉しか返ってきません。楓には楓なりの心情があるのは理解しますが、思いやりに欠ける言動が多すぎます。一見、反省しているようで、でもすぐに喉元すぎれば…になって成長を見せません。ちゃんと話がしたいと何度も訴える誠の方を見もせずに生返事…彼女はもう変われないでしょう。散々な仕打ちをしておいて、まだ誠の心は自分にある、女としての自信はある、なんておめでたい考えなんだからもう無理ですよ。
今さら不慣れな料理なんかで取り繕っても手遅れ。「誠、私の事全然見てくれなかった」って、自分がしてきた事を少し誠にされたくらいで傷つくとか、身勝手すぎる。
本当、楓には陽以上に後悔と反省をして欲しい。今後、誠みたいに楓を理解してくれる人なんて現れないと思います。
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