みんなのレビューと感想「マトリズム」（ネタバレ非表示）（36ページ目）

刺激が欲しい普通の人のための漫画

薬物取締りの話。絵も見やすく話も意外と身近なテーマで、ひとつのお話は短く、サクッと読めます。
普通の人が刺激を求めて道を踏み外す内容は、刺激を求めてこの漫画を手に取る人の心境とリンクするように思えるのが、また面白い。

怖いです

誰でも一度でもやったらやめられない薬物。怖い、怖いです。ヤクザや芸能界だけじゃなく、身近にあるだろうことがヤバいです。

タイトルと表紙でどんな話かなと思っていたら麻●取締官の物語でした。それでマトリズムなんですね。
ごく普通のその辺にいる人々が薬にかかわっていく様子が描かれていて見ごたえあります。

薬物汚染

ニュースで、高校生の薬物使用などを見かけることがありますが、昨今では一部の国で合法化されている薬物もあり、この作品に書かれている世界は決して現実離れした絵空事でもないように、思いました。

絵が好きです。
マトリのお話ですが、リアリティーもあり｢実際こういう事あるんだろうなぁ｣と思いながら読んでます。
展開もどちらかというとスッキリするから好きです。

身近にないものであっても、些細なことで犯罪につながるのかも、と思うととても怖いです。とても面白いのでどんどん読み進めてしまいます。

意外と身近に

クスリというものが意外と身近に、きっかけがあれば簡単に手を出してしまうものなのかもって思ってしまう。繁華街であそぶ若者が、っていうイメージしかなかった

こればっかりは経験した人しか分からないんでしょうが…リアリティがあるので
あー、こうして依存していくんだな、するしかないんだなと再認識させられました。

リアルで怖い

鈴木マサカズさんの作品はスペリオールの武装島田倉庫やモーニングの銀座空丸百貨店で少しひとを小馬鹿にした様な作風が小気味良く読んでいましたが、このマトリズムや子供を殺して下さいと言う親たちなどリアルに救いの無い作品に手を付けるようになったのはなぜ何だろう。子供を殺しての方は原作者ありだがマトリズムは鈴木さんが全て執筆してるし。元々描きたかったのがリアルな現実だったのかなぁと。あとひとがたがが外れると白目が充血する描写とひとを見下す又は呆れる描写がリアルで好きです。

リアルな薬物の怖さ

とにかくリアルに薬物の怖さが描かれています。ほんの少しの興味が人生をダメにしてししてしまう。これを読んで薬物の怖さをこの漫画読んで沢山の人に知ってほしいです。