みんなのレビューと感想「マトリズム」（ネタバレ非表示）（126ページ目）

読むべき

絵が好きです。面白いマンガもシリアスなマンガも両方好きな作家さんです。内容は決して他人事ではない、とても怖い話しです。同時に人間愛のお話です。よ。

単純

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この作者の方の作品は絵も話もいい意味で単純で分かりやすい。
マトリズムもほんとその辺にありそうな話や実際にあったような(芸能人の子どものクスリ、警察官銃殺etc)ことを例にした話もあり、ほんと読みやすいです。
登場人物も限られているので混乱することもなく分かりやすい。
被害者が悪いのはもちろんなのですが｢あ～そんな簡単な流れで手を出してしまうんだなぁ｣と気持ちが入ってしまいます。
くどくなく、変に凝ってもないので、読みやすく好きな作品です。

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薬ってほんとに怖いなぁと思いました。
誰かに止めてもらわないと自分では辞められない、辞められてもまた手を出してしまうものなんですね…
マトリなのに自分の肉親が薬をやって命を落としたから他の人にも一生懸命になるんでしょうね

人間が堕ちるまで

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漫画の絵は普通でしたか、内容は心に深く突き刺さる。人間の心理を分かりやすく書いてあり、薬物に手を出すまでの経緯、後悔するまでが納得できる。人間は弱い生き物だと気がつきました。続きが気になるので早く読みたいです！

クスリのない人生

作品の最初の方は、そこまで特別なリアリティーを感じず、首を捻った。
言い方は悪いが「報道番組程度のリアリティー」であって、多くの読者が「知っている」範囲の情報の量と質なのではないか、と思ったのだった。

しかし、読み進めるうちに、見方が変わった。
この漫画の強みは、「単発」のリアリティーのインパクトではなくて、むしろその「積み重ね」にあるのではないか、と感じた。
つまり、クスリを巡る様々な人々のリアリティーの、多様さである。
大学生、主婦、フリーター、教師…色々な社会的立場にある人間たちが、どうやって道を踏み外していったのか。
そこにあるのは、クスリの危険性や恐怖の問題だけではなく、日々の中で、人がいかに迷い、悩み、苦しみ、悪魔と手を繋ぐに至るのか、という人生の落とし穴の様々な形であって、それを多彩に描き分ける取材量と力量には、感心させられた。
この漫画で描かれた全ての落とし穴と絶対に無縁で生きられる、と断言できる読者は、おそらく、あまりいないのではないか。

個人的には、教師の話と、漫画アシスタントの話が好きだ。
この二つのエピソードを読んで、作品の見方がまた変わった。
この漫画は、ただ「クスリによって破綻した人生を描く」だけではなく、「クスリのない人生をどう生きるか」ということにも、きちんと向き合っているのだった。

そこには、当然なら、唯一絶対の答えはない。
何にもすがらず生きるには、ときに人生は、あまりにハードモードかもしれない。
ただ私は、この漫画を読んで、クスリに頼らず生きる人生の方が、少しだけ、美しいような気がした。
それは作品の意図に誘導された、ガキっぽい感想である。
だが、読者がそう感じ得る作品であるというだけで、クスリを扱った漫画としては、既に成功しているのではなかろうか。

今の時代をよく映してる

現代の世の中に蔓延する薬物の恐怖や手軽に手に入れられてしまう背景を良い意味でも悪い意味でも描かれていると思います。
怖さを知ってもらう反面、好奇心を掻き立たなければいいな。とも思います。

ポイントがあれば…

実際にありそうな話の内容で、そこが面白くてはまります。出てくる二人も、性格は違えど５チャンネルのドラマに出てくる感じで、ちょっと親しみを持てます。
ただ、好みの問題で絵のタッチはちょっと苦手です。もっとシュッとしててほしい…

すっごくリアルで、こわくなって無料分途中で読むのをやめてしまいました。普通の人が闇落ちするのが苦手なので無理でした。ド○ッグは別世界のものってイメージでしたが、少しわき道にそれると存在するものなんだと怖くなりました。

絵はあまり好きではなかったですが、犯罪系のテレビがすきなのでとても面白かったです。マトリの2人のコンビも面白いしスカッとします。
薬の売人、案外身近にいるのかもしれないですね。大学生で自分はやらなくて売るだけでかなり儲かる、あまり犯罪意識がないのかな、、少し怖いと思いました。

リアル

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薬物に染まるきっかけや、堕ちていく様がとてもリアルに感じられてゾッとしました。
犯罪はいつも隣に潜んでいるんだなぁと。
落ち込んでいる人間を薬物に依存させてお金儲けしてる悪者が出てきますが、実際にそんな人ならぬ人も世間にはいるんだろうなぁと思ってしまいました。
考えさせられる作品です。