【ネタバレあり】醜女の親友～絶対アタシのほうがマシ!～のレビューと感想

心の中のぶーこ

一番近い友達なのに…一番近い友達だからこそ、幸せを祝う気持ちだけでなく、羨んだり焦ったりする気持ちも出てきてしまうものだと思います。
自分の方が勝ってる！とまで思うと性格が悪く感じますが、自分は遅れてないんだと安心するくらいなら身近な感情かもしれません。しかし他人と比べて優位に立ちたいという根っこは同じです。

ぶーこは作品として極端に描かれていますが、誰の心のなかにもある醜い感情を象徴する存在です。
性格がかなり歪んでいるぶーこですが、生い立ちには同情すべき点も少なくありません。彼女自身も深く傷付いていました。
友人を失ってから心の治療を始めていますが、本来であれば傷付き体験をしている子供時代から治療が必要だったはずです。
自分の心が健康でないと人を良く思えなくなってしまいます。

人の幸せをなんだか素直に喜べないとき、心の中のぶーこに気付き、自分をふと見直して心の健康を取り戻すことが大切だと思います。
そんなことを改めて考える機会になる作品です。

無料なので読んでいますが続きは気になっています。
多かれ少なかれブーコの様な人はいるし、わたしもそういう気持ちになった過去もあります。
見た目より心が大切なのって、自分自身にとってなんですよね。
自分を信じれるものは救われるんです。信じられないから他人に攻撃的になったり比べたりするんだって大人になって分かりましたが、それに気づいていない人はたとえ40でも60でもいる。
人を見下すから幸せにならないんだと気付いて欲しいです。

あるある

藤田素子さんの作品は絵が好きでレディコミ系の作品にマッチしてて更に好きです。自分よりも下をみて自分はまだ大丈夫って自分を保つことやっちゃいます。無意識でも気づけばそういう相手といると落ち着くとかあります。結構あるあるなんじゃないでしょうか。男子からみたらそういうのは分からないんじゃないかなって思います。それにしてもブーコとおカスの最後は切な過ぎる。

よくある話

デブに限らずある話だと思います。結構多いのかもしれない。
頭の悪い同士で仲良しの2人が大人になって、デブ女はOLに、ワキガ女は工場の仕事で分かれる。
そんなワキガ女に男ができてデブ女は嫉妬。
暴言を続けて最後自殺を促してしまったという感じ。
デブって性格悪いからね。こういうことあっちゃうのかも。デブ女に同情はしません。

表題作だけ読みました

これは本当に実話なのでしょうか？
主人公の性格が酷すぎて信じられません。
自分もこんなにつらい毎日だけどお互い頑張ろうねと言えてたらよかったのに、と思います。
こんな話を投稿できるのはいまだに自分の方が可愛いからではないでしょうか？
おカスの死より自分の病気の方が可愛そうだと思っていそうな気がします。

「私の方がマシ」誰にでもある感情だと思います。私は知人に自慢がしたい方ではありませんが、人の幸せを妬んでしまう方です。自分にないものを持っていたり、自分が出来ない事が出来ているのを見ると妬ましく、ひどい時は「うまくいかなきゃいいのに」と思ってしまう時もあり、ブーコの気持ちがわかります。

考えさせられる作品

ブーコはもっと早いうちに心療内科に通うべきだったんじゃないかな…。
この関係は｢友達｣でも｢親友｣でもないと思う。
他人の不幸を楽しんで見下している時点で相当病んでると思う。
オカスはブーコが死んじゃえば？と言わなくとも自殺はしていたと思います。
それが早いか遅いかって感じですかね。

いるいる！

こういう感じの女、周りにいますねーー！
読んでいると、ちょっと胸焼けがしてくるような感覚になりました。

この漫画のシリーズは好きでよく読ませていただいてますが、こちらの作品は読んだ後で、ちょっと気分が落ち込むような感じになりました。

女同士、あるあるなお話でした。

ドロドロ系が好きな方にはおすすめです！

どっちもどっち。
まあ、そうなんだろうなぁ…という展開。
どっちもどっちなのに、何故？自分の方が
上で、幸せだと思いたいのか？人間の根底にある
妬み嫉みが、ちょっと気分悪くなります。
客観視できる心が無いと、こういう浅い人間模様になってしまうのかなぁ…と。
そして容姿って、世間では、やはり絶大な勝ち負
けになる、とくに女性は…

このシリーズはくせになります

毎回、このシリーズを楽しみに読んでいます。題名の醜女がちょっとかわいそうすぎな気がします。醜女とされている女の子がかわいそう。でも、友人が高ピーで最後は不幸になる所は読んでいてスッキリします。絵が内容と似合っています。