【ネタバレあり】血の轍のレビューと感想（37ページ目）

非常に尖った鬱作品です。
血の繋がり、人が生まれてくる、人が存在する重みが赤裸に語られている物語です。

淡々と

淡々と気持ちが悪い日常が繰り広げられています。
押見先生の画力の高さが故に、リアリティーのある気持ち悪さが。。。

出だしからとっても不気味。まだ何も起こってないのに。アングルが意味ありげな感じ。母の愛情が、間違っちゃったのかな。子供を見守りつつも、どこかで手をかけるのを少しずつなくしていかなきゃならないのに、いつまでもべったり。
それに応える息子も、母が自分に依存しているのを感じていたのではないだろうか。
母が息子に依存しなければならなくなった理由は家族(夫)にありそうだ。

怖い！ただ怖すぎる！息子さんの気持ちを考えると切ないです。ただ、同じ母としてはありえないと言う部分があります。

母の洗脳とも言える束縛に気づきそこから逃れようとする息子と思い通りにならなくなってきた息子に異常な執着を見せる母親。まだ途中までしか読んでませんが先が気になります。絵がきれいなのがかえってリアルで怖い。

ちょっと怖いけど…。

ちょっと怖いけど、続きがすごく気になる話しです。
我が子の前で、いとこをがけから突き落としてへいきな親なんてイカれてるとおもいました。
こんな親元に生まれた子供が気の毒すぎる。

無料分のみの感想です。
若くてきれいなお母さんと、
一人っ子で大事に育てられた中学生男子。
まだ何も起きてないのに怖い。

ぞっとしながら、つい読んでしまう

ホラーよりもこわい、「にんげん」が描かれています。
この母親まではいかなくても、自分の嘘を真実のように思い込めるタイプの人が回りにもいるので、感覚的にその怖さがリアルに分かり、ぞくぞくします。
主人公がどうなってしまうのか、続きが気になります。何とか、希望を見たい。。

凄みが伝わる

淡々とひたすら日常が描かれてるようで徐々に人間の闇が見え隠れする凄みがある。静子にどうしても目が行くが、この母を作り上げた環境が見えてくるとまた別サイドの業の深さも見えてくる。
全話通して鬱漫画には間違いないが、昭和の家庭には多かった環境ではないだろうか。せめて静子に旦那のグチを言える茶飲み友達でも居たらと願わずにいられない。

なんだか

なんだかよくわからない。
その上、少し方向性の違う毒親すぎる。
あらすじを読んでやっと作品を理解できる感じ。
いとこの子はいつか殺されちゃうの？