みんなのレビューと感想「血の轍」（ネタバレ非表示）（124ページ目）

凄みが伝わる

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淡々とひたすら日常が描かれてるようで徐々に人間の闇が見え隠れする凄みがある。静子にどうしても目が行くが、この母を作り上げた環境が見えてくるとまた別サイドの業の深さも見えてくる。
全話通して鬱漫画には間違いないが、昭和の家庭には多かった環境ではないだろうか。せめて静子に旦那のグチを言える茶飲み友達でも居たらと願わずにいられない。

心理描写が細かい

心理描写が絶妙です。それも、セリフは少なく表情や背景で表現されています。このため、どんどん引き込まれます。

なんだか

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なんだかよくわからない。
その上、少し方向性の違う毒親すぎる。
あらすじを読んでやっと作品を理解できる感じ。
いとこの子はいつか殺されちゃうの？

決して好きな部類の漫画ではないのですが引き込まれてるんだと思います。
母の行動や思考の謎など恐怖でたまらなく、少年が可哀想で最初は一刻も早く、この母から解放されてほしかったのに
いつの間にか、母に突き放された方が恐怖なのでは？母とともに毒にまみれた方がいいのでは？と錯覚していました。
絵に関しましては、ある意味、生身の人間より生々しい表情がまた一層と恐怖を誘います。

母の愛

とっても歪んだ母の愛の漫画。面白いとは言いにくいけど、続きが気になる。息子が何らかの闇を抱えて生きていきそう。

親目線で見ると

自分の母親世代は男尊女卑がまだ色濃く残っていた時代でそれと同じ背景なので読んでいるとなんとも言えなくなってくる。
ただ、親になって思うのは子供は本当に弱い立場にいる。意思があるのに自分一人ではものごとを決められない。世話をしてくれる人の顔色を伺っていないと見捨てられてしまい生きていけないのでは、という本能がはたらく。
親は人間だけれども、奮い立たせて強くならなくてはならない。
けれど、その強くなれるかどうかは周りの人次第でもあるからこの主人公の母親のケースだと難しい。
まぁ、かといってやっていいことと悪いことがあるけれど。

綺麗で怖いお母さんの話

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若くて優しくて綺麗で、理想のお母さん。なのに、どんどん怖くなっていく展開がすごい。話がゆっくり進む感じがより怖さを感じさせます。

どうなるんだ…

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お母さんの壊れちゃってる感じが怖い。いくところまでいっちゃいそうな、でも行き着く先が予想できない不穏感。

好きな作品です

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まず、絵が綺麗！そして内容も独特で生々しくて奇妙で、なんとも引き込まれます。
自転車を投げ捨てて吹石とせいちゃんの元に向かってくる清子はトラウマ（笑）

情景だけが進んで話はあまり進まないのでもやっとします。
母と息子の異質な愛など近親者同士は全く理解できないのでぞわっとしました。