5.0
少年愛
品行方正、マイナス点なし、スキャンダルなしのユリスモールと不良のオスカーのやり取りが、とても少年同士と思えない冷静さ。物事の考え方が学べるマンガ
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品行方正、マイナス点なし、スキャンダルなしのユリスモールと不良のオスカーのやり取りが、とても少年同士と思えない冷静さ。物事の考え方が学べるマンガ
すっかり大人になる前の少年達の友情と愛と他愛ないつもりの悪さの話。そこに独特の宗教観が混じり合い「誰が殺したクックロビン」に繋がっていく。自己の再構築は誰にとっても重く苦しい
とても懐かしいし、久しぶりに読んでみると格調高い導入というか、文学的で好感を持ちました。読みきってみたいです。
最初の頃、ユーリが理解できなかった。どうして、こんなにかたくななのか、けれど、すべての過去がわかったとき、彼を理解できました。キリスト教にも興味を持てる内容です。青春の頃、この物語に出会えて幸運でした。
オスカーとユーリの2人が揃うと本当に素敵。何故死ななければならなかったのか謎だし本当に分からなかったけど、心揺さぶるストーリーでした。
ユーリがもう少し自分自身に寛容であったなら、トーマも命を落とさなくてもよかったのではないだろうか。
ユーリのように精神を高めようとすることは尊いことだけれども、人は神ではないのだから、自分自身の弱い心を受け入れることで、皆が楽になれる。
少女漫画で1番好きな作品かも知れません。
一人の生徒の死から始まる、全寮制の男子校の物語です。死んだ生徒の名前が、タイトルになっているという斬新さに驚きました。
沢山の漫画を読んできた。でも、トーマの心臓くらい好きな話はない。本も何種類も買いました。装丁が違うものを。電子漫画も全話購入。キリスト教のユダについて、理解を促進してくれた作品でもあります。どれほど救われたか。こんな素晴らしい作品はありません。
懐かしくて読み始めました。萩尾望都先生は本当に繊細な心模様を綺麗な絵で表現されるので、引き込まれます。少女漫画にしては珍しく、少年の死から物語が始まります。昔、とても斬新な始まりでした、今読んでも色褪せてないですね。文学小説を読んでるみたいです。若い方にも是非読んでいただきたいです。
美しいものはいつまでも色褪せることはありませんね
少女時代に胸をときめかせながら読み耽ったギムナジウムの生徒たちは今読み返しても輝いていました