5.0
哲学書
懐かしいです。トーマの遺書は暗記できるくらい読みました。漫画と言いつつ、上質な哲学書のようです。読めば読むほど良さがわかる一冊です。
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懐かしいです。トーマの遺書は暗記できるくらい読みました。漫画と言いつつ、上質な哲学書のようです。読めば読むほど良さがわかる一冊です。
この表紙の絵の単行本を、
昔 叔父が買ってくれました。
初めて読むこの作者の物語でしたが、
あまりに大人すぎて
意味がわかったのは高校生くらいだったか。
名作ですね。
11人いる!がないのは残念
昔の作品だけど今読んでも面白い。寄宿舎を扱った作品って意外とないので貴重だな。この頃の作品は品があってよき
思春期の少年たちの、繊細すぎる愛の世界が描かれています。
単なる青春ものとしてはヘビーすぎるかもしれませんが、子どもたちがいつか考えないとはいけない人生とか愛とか、そういうものについて考えるきっかけになるようにも思えます。
あの時代に、こういう物語を漫画にした萩尾先生は凄いです。ずっと残る作品を次々と描き続ける才能に驚嘆します。長生きして、いっぱい描いてください。
少年の時にしかない、あの年頃しか、多分感じ取ることができない、透明な想い。
それゆえに深く思い過ぎて、思い詰めて行動を起こしてしまったり、損得勘定なしで相手のために行動できたり。
とにかく、厳しい現実面があっても、それと共に深く澄んだ世界があると思います。
うまく説明できなくてすみません。
萩尾先生にしか描けない作品だと思いました。
とても懐かしいです。思春期の美しい少年たちの心模様を描写していますが、詩のようにお話が進んでいきます。
読み出すまでに時間がかかったけど、少年期と言うかに思春期と言うかが微妙な年齢の話がより神秘的に感じられる
品行方正、マイナス点なし、スキャンダルなしのユリスモールと不良のオスカーのやり取りが、とても少年同士と思えない冷静さ。物事の考え方が学べるマンガ
すっかり大人になる前の少年達の友情と愛と他愛ないつもりの悪さの話。そこに独特の宗教観が混じり合い「誰が殺したクックロビン」に繋がっていく。自己の再構築は誰にとっても重く苦しい