鉄鼠の檻

鉄鼠の檻
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作家
ジャンル
少年漫画
出版社
講談社
レーベル
少年マガジンエッジ
配信話数
全60話完結(30~45pt)
タグ

「講談社春のマンガまつり2025」対象作品! ※2025年5月6日(火)23:59まで

あらすじ

「この世には不思議なことなど何もないのだよ――」古書店「京極堂」を営む傍ら、 “憑物落とし”専門の神主も務める中禅寺秋彦が、箱根の山中深くにて起こる修行僧連続殺人事件に挑む。忽然と現れる修行僧の屍、雪降る山の中を駆け巡る振り袖の童女…。寺に取り憑いた大きな闇を、京極堂は落とすことができるのか!?

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みんなのレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    原作への愛情

    今まで、「原作あり」の漫画には、ほとんど星五つをつけてこなかった。
    当たり前だが、漫画は、絵と、話だ。
    その「話」の部分がオリジナルでない作品に対して、最上級の評価をするというのは、正直どうなんだ、と思っていたからである。
    しかし、これは文句なしに例外だ。
    素晴らしい。

    京極堂シリーズの小説は、「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」「狂骨の夢」までは学生時代に読んだけれど、それ以降は、何しろ長すぎて、私の読むスタミナが落ちたこともあり、完全に脱落していた。
    未読の「鉄鼠」を漫画でクリアしてしまおう、という魂胆で読んだのだが、大当たりだった。
    小説版が喚起するイメージとあまりにぴったり合致したキャラクターたちがそこにいて、京極夏彦の小説を漫画化するならこれ以上は望めないだろう、という再現度の高い世界観がそこにはあった。

    それにしても、こんなの、よく漫画にしようと思ったな。
    「姑獲鳥」くらいならともかく、この「鉄鼠」は、難解な禅の世界、複雑極まりない仏教の宗派とその歴史がベースにあり、とても漫画として成立させられそうなストーリーではない。
    だいたい、次から次へ出てくる大量の坊主たちを、わかりやすく完璧に描き分けるだけでも大したものだ。

    正直、「原作あり」の漫画の中には、売れる題材を「利用」しているだけだわな、と感じられてしまうものもある。
    もちろん、商売だから、そういう面があって然るべきなのだけれど、原作のファンとしては、そんな思惑が透けて見えるような作品には、寂しさも感じる。
    だが、私が「鉄鼠」から感じたものは、全く違った。
    半端ではない原作への理解度の深さと、絶対にこの小説を再現してみせるのだという圧倒的な意志力が、紙面から立ち上っているようだった。

    この漫画を成立させたのは、当然、技術的な面もあるけれど、一番大きいのは、原作に対する漫画家の強烈な愛情、それ以外にはないと思う。
    その愛情の深さに、私は感動した。
    原作にとってこれほど幸福な漫画化の例を、私は他に知らない。

    by roka
    • 18
  2. 評価:5.000 5.0

    こちらも凄かった。

    志水アキ先生の手掛ける、「魍魎の匣」は原作に引けを取らない、読者の中で描く京極夏彦の世界観を上手く表現されていたことは記憶に新しく、更にこの「鉄鼠の檻」は荒っぽいタッチに見えて物凄く繊細に、世界観を拡げてくれていました。
    鉄鼠の檻は、原作自体はまだ読んでおりませんが、恐らく小説で読むよりはこちらで読まれた方が、世界観が掴みやすいと思います。
    志水アキ先生の描くこのシリーズは、人に勧めやすくて、これを機に原作を読む、といった方も多いです。

    • 3
  3. 評価:4.000 4.0

    NEW

    京極作品はほぼ読破していますが、漫画は一度も読んだことが無かった。実写版も見ていない。自分の思い描く姿と、違うことがこわいから。でも、まあ、まあ、こうですよね。絵として表されれば、こうですよね。でも、あの長い長い小説も、漫画だとこんなにテンポよく短いお話になってしまうんですね。夜の問答とか、雪の中の姿とか、感銘です

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    至高を極めた、和製「薔薇の名前」

    ネタバレ レビューを表示する

    京極夏彦×志水アキコンビによる京極シリーズのコミカライズ版において、原作・マンガ双方共に名作の呼び声高い「魍魎の匣」が東の横綱なら、この志水版「鉄鼠の檻」が西の横綱ではないかなと思います。まさに貫禄・圧巻・空前にして絶後の見事なコミカライズ作品でした。
    「拙僧が殺めたのだ」という印象的なフレーズで幕を開ける、箱根山での連続僧侶サツ人事件を圧巻のボリュームで描ききったこの作品に、かつてある書評家が「書物に纏わるミステリーで、これほどの大作が日本から出るとは。さながら和製「薔薇の名前」だ」と賛辞を送っていた事を覚えています。修道院と禅寺、幻の書物はアリストテレスと○○禅の経典という違いこそありますが、構成としては確かに似通ったところがあります。どちらも甲乙つけ難い名作であるのも含めて。
    そして二作とも難解な小説を原作としながら、究極のビジュアル化に恵まれた作品でもあります。「薔薇の名前」はJ・J・アノー監督ショーン・コネリー主演による実写映画化。そして「鉄鼠の檻」は、志水アキ氏による圧巻のコミカライズ。映画版薔薇の名前の「アフリカの果て」での結末は凄まじかったが、個人的には物語のクライマックスにおいて、京極堂と○○の対峙と論争~一大カタストロフをペン一本で見事に描ききってしまった、この志水版「鉄鼠」に軍配を挙げたい。
    大体こんな禅宗の蘊蓄が広辞苑並みの厚さの本にもりもり、登場人物坊主ばかり、舞台は日本版「アフリカの果て」みたいな幻の大伽藍……とかいう癖ありすぎ超大作を、こんなハイクオリティなマンガに出来る志水先生が頭おかしい(※褒めてます)んですよね。禅の根幹である不立文字を、万の言葉を費やして解体しようとした原作も大概ですが、そこからコミカライズに合わない要素だけ削ぎ落とし、これ以上なく美しく仕上げてしまったコミカライズ版もこれまた並の仕事じゃない。「薔薇の名前」で老賢者・バスガヴィルのウィリアムを演じきったショーン・コネリーにも言える事ですが、志水先生の原作に対する深い理解と愛情なくして、こんな素晴らしいコミカライズ作品は出来まいと思います。
    この「鉄鼠」のラスト、とある人物の口をつく「拙僧が殺めたのだ」に、万感の想いを抱かずに居れる読者は恐らく居ないんじゃないだろうか。未読の方は一読あるのみ!です。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    読みやすいかも

    京極夏彦さんの小説は、好きで読んでいましたが、とにかく長い。本が好きなので、いつまでも終着点にきて欲しくない…でも、どうなんだろうと、ワクワクソワソワしながら読むので、京極夏彦さんの小説は、そのワクワクソワソワ感が永く余韻を楽しめます。それでも、長いなぁと思って読んでました。それを漫画にしているので、読みやすさだけでなく、今まで想像しながら読んでいたものが、映像化されて更に、楽しみが増えました。
    小説と漫画で、2倍以上の楽しめました。ありがとございました。

    by 匿名希望
    • 0

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