4.0
かわいそうな子どもというタイトルの通り
子どもというのは境遇を自分で選べないので、虐待を受け続けた結果、精神に歪みが生じたことでこのような悲しい事件が起きてしまう。全て生きぬくためにと思っての行動だったりすることが、なおのこと悲しさを増す。それがよく描かれていると思います。
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子どもというのは境遇を自分で選べないので、虐待を受け続けた結果、精神に歪みが生じたことでこのような悲しい事件が起きてしまう。全て生きぬくためにと思っての行動だったりすることが、なおのこと悲しさを増す。それがよく描かれていると思います。
絵柄は好きな方です。作者のかたが、なんとなく山岸凉子を意識してるのでは?と感じました。
短編で読みやすいので、良かったです。
暮らしを続けて、そのうち子供の心は枯れてしまう。それに気がつかない大人達。でも…気がついたときにはもう手遅れなのかもしれない。怖いお話。
女はいくつになっても若さを求めて、若さに嫉妬して、結局は自分を見失ってしまい、身近にあるものを幸せを失ってしまうことになる。そんなお話しです。
独特な世界観で描かれる先生かと、感じております。
恐ろしい描写も多いですので、読むときにはお気をつけてください。
残酷でかわいそうなのに知りたい見てみたい世界です。子供が欲しくて仕方ない人も多いのにと思うとやるせないです。
少女が犠牲になる話ばかりで、辛い。でもこれが現実。
まだ子供なのに、結婚させられたり、義理の父親に酷いめにあわされたり。
メアリー・ベルは、実在の人物ですね。彼女自身も不幸な生い立ちだったから、犯罪者になったんですね。知りませんでした。
子供や女性が被害に遭わない世の中を作っていかないと、未来はないと思う。
この先生のはとてもリアリティーに溢れてて、読みながら体に力が入ります。なんていう不条理!!他のも全部読みたいです。
気持ちをもっと考えてほしいです。
でも、子供も親のことを思うと本当の気持ちを言えなくて。
せつなくなりました。
2作目の「悪女コゼット」
身体を売る、嘘つき、泥棒何でもやるコゼット。
初めはあまりに創作し過ぎだろうと思いましたが、冷静に考えるとこのコゼットはおそらく14、5才にはなっている。
原作は8才でジャンバルジャンから救出されたから売りもさせられてなくて、素直で正直なままでしたが、救出が14、5才だったら‥‥本当に身体を売らさられて荒みきった女性になっていたかも、と気が付きました。
原作の救出が遅すぎなくて本当に良かったと思いました。
安武先生の目の付け所はさすがです。
他3作も大変秀逸です。