4.0
泣ける
敗戦直後の時代背景もあり、混沌とした世界でしか生きれなかった人たち。一つ一つが実は繋がって最後に切なくて泣いてしまうお話でした。
もんでんさんの絵がすごく世界観に合っていて引き込まれます。
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敗戦直後の時代背景もあり、混沌とした世界でしか生きれなかった人たち。一つ一つが実は繋がって最後に切なくて泣いてしまうお話でした。
もんでんさんの絵がすごく世界観に合っていて引き込まれます。
何のために生まれてきたのか?
戦後の混乱期を生きる男2人。彼らにとって命を懸けるだけ大切な存在の女性。
とても人間描写が素晴らしいと思います。絵柄も人間味あふれてて好きな作品です。
どの人物も重いものを抱えて生きてる。いい、悪いでは分けられない。この時代は特に。心にのこる作品だと思います。
11話で完結していてとても短い作品ですが
時代背景やそれぞれの出会い、生き方が濃く描かれています。
順を追った時系列ではないので戸惑うかもしれません。
キリオと裕也、シロ、美都がどうやって出会い関わってきたのか
それぞれが何を抱えて生きてきたのか など少しずつ明らかになって
余韻を残すラストに向かいます。
こんなふうに美しく悲しい生と死を描ける漫画家さんが他にいるのでしょうか。
生きる術、死にゆく様、その筋立ての全てにおいて隙がなく余剰もない。
人生の中でも記憶に残る作品になります。
ほんとうにすごいヒトだなと思わされた。
もんでん先生は芸術家ですね…!
素晴らしい作品をありがとうございました!
流石、もんでん先生の作品です。時代と社会構造(想像でしかないですが)から生まれてくる人間の心理とその中にある優しさを絶妙でした。裏社会を舞台にした男女の本質部分でぶつかり合う展開は、憧れエロさでした。もんでん作品、ハズレなしと感じる作品です。人間の非情さと、そこからしか生まれない男女の展開は幻想的でも憧れてしまいます。
もんでんあきこ先生のファンです。先生の作品は表面的なものではなくて人間の多面的な部分を描いておられます。
なのでこちらの作品も昭和の時代背景の中でそこで生きる人々の刹那や葛藤などすごくリアルに描かれています。
言葉にするのは難しいですが、切なくて苦しくて、だけど、どんどん読んでしまい一気読みです。
物語のかなり早い段階で「え?」と思うシーンが出てきて驚かされるが、それを含めて物語の構成が実に巧妙。あっという間に全編読み終えてしまった。
あと、それぞれの登場人物が放つエナジーが凄い。試し読みの段階でちょっとでもひかれる要素を感じたのなら迷わず課金して全編を読んだほうがいいと思う
女衒のキリオと殺し屋のマスター。闇を抱え、シロによって人間らしく散っていく生き様。
時系列が前後しながらストーリーは進みますが、混乱することもなく、過去のエピソードを知ることで余計に惹きこまれました。
このお話は完結していますが、シロと美都さんのその後が見たいです。
主人公はせんごまもないころに、おんなをだまして、いろいろと仕込んではかねもちにうるというあくしつな、商売人でした、わたしもゆるすはずがありませんが、かなりお酒の悪い主人公っすね!ー
ところがあるひ巷のバーでのんでいるとますたーがキリオ、今日は飲みすぎやといいことわる、上着を直そうと近寄ってきた子はなんと、、
でもとても重い深い、深すぎる話でした。涙です。キリオとマスターと悦子、美都、シロ、戦争と言うとんでもないバケモノが人を人とせず、深い闇と見えない霧の中でもがかせて、辛い余韻を残しました。それでも生きていかないといけない。平和で幸せな今を、大切に生きなければと思う話でした。