5.0
苦しいです
からゆきさんの存在は、最近同じ漫画家さんの漫画を読んでいて知りました。
一晩で何十人と客を取らされたとか…。こんなに辛い現実があったとは、昔の女性は今では考えられないくらい強かったのだと感じました。強くなければ生きていけない。生きて行くにはこれしかなかったのだと…。
読んでいて苦しくなります。当時は女性が稼ぐにはこれが当たり前で、買う客も何の悪びれた様子もない。今では信じられない光景が描かれた漫画です。
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からゆきさんの存在は、最近同じ漫画家さんの漫画を読んでいて知りました。
一晩で何十人と客を取らされたとか…。こんなに辛い現実があったとは、昔の女性は今では考えられないくらい強かったのだと感じました。強くなければ生きていけない。生きて行くにはこれしかなかったのだと…。
読んでいて苦しくなります。当時は女性が稼ぐにはこれが当たり前で、買う客も何の悪びれた様子もない。今では信じられない光景が描かれた漫画です。
新聞にあった「ダイヤモンドおなご」を見て、歴史好きなのでからゆきさんを調べたら、このマンガが出てきました。ちょっとグロテスクだけど、下品な描写は最小限だと思います。最初の話は13歳って多分数えだから今の11歳くらい?15くらいで嫁に行くって時代だからそんなもんかな。そんな幼い子が騙されて来たけど体張って誇り持って生きてくのがすごいし、歴史もこの辺は全然知らなかったのが恥ずかしいです。続く話も今では考えれない男尊女卑や身分などがある時代、恋より誇りを選ぶ、すごく強い女性たちの物語と思います。
そう遠くない昔、九州では若い女性が海外で奉公するという言葉を文字通りに信じ、海の向こうでの生活を夢見て娼館へ売られていきました。
帰る術もなくその地で一生を終える人もいれば、帰国後に「恥」として扱われ、堂々と道を歩くことを許されない人もいました。
読んでいて辛くなりましたが、こうした人々の無念を胸に刻んで、限りある人生を誇り高く、精一杯実りあるものにしていこうと思いました。
1~3話を読みました。からゆきさんって初めて聞きましたが、昔の農村の女性は、若くして何も分からずに売られ、売しゅんさせられ、自由もなく、大変だったんですね。女性の人権がない時代、主人公の前向きさに救われますか、大半の女性は故郷に帰れないまま生涯を終えたのだと思うと、切なくなります。
か弱い女に弱い男はいるもんですね。
強く生きてる振りで生きなくちゃいけない人が損をする。
こう言う女は心の底からバチが当たればいいのに。
ちなみに阿部さんのこの女郎シリーズ好きで何作も読んでいます。
とっても面白いです。
昔の女性は本当に大変だったなんだなぁと考えさせられます。
女性の人権はどこに?の時代に、誰も生まれる家を選べないのに、生まれた環境1つで、自分の意思反する仕事をせねばならないなんて…。
絵が読みやすくてサラッと読めてしまうのですが、考えさせられるマンガです。
安武先生の別の作品から飛んできました。
女郎やからゆきさんなどの黒歴史、女性の強さ、人間模様、とても丁寧に描かれていてどの作品も面白いです。
最初のお話、か弱くしたたかな友人ゆりとは対照的に、自分の足で立ち努力をするミキの強さに心打たれました。
案武わたるさんの昔の、貧しい少女たちが、売られて酷い目に遭いながらも、たくましく生きていかなければならなかった話は、仕事で疲れている時でも、私は恵まれていると、奮い立たせてくれて、とても大好きです。
どれも読んでいて辛くなる内容です
史実を脚色してるとは言え、こういった搾取や差別があった事を学べるのは、文学やマンガだけになってしまいましたね。
映像では作れない、放送されない時代になってしまいました。
そんな時代を生き抜く為に女は頑張っていたんだと思う。でも、それを、受け止めきれない女だっているよ…。自分は多分受け入れられる。生き抜く為に。みきもそうやってがんばっていたんだと思うが…大丈夫だろうか。。。。