【ネタバレあり】声なきものの唄～瀬戸内の女郎小屋～のレビューと感想（43ページ目）

チヌは賢い女性

日本がまだまだ貧しい時代。女郎の人生をチヌの様に生きる女性を知ると、読んでみたくなりました。旦那様がいるだけでチヌも救われているかもしれない。

絵は正直古い感じで好きではなかったですが、読んでみると引き込まれて全部読んでいます。
昔の貧乏な家はお金の為に子どもを売る
女は家族の為に身体を売る
しょうがないんだろうけどなんか辛い時代だなと思いながら読んでいます。

遊郭もので独自設定ばりばりのファンタジー系ではなく、史実に忠実だと思います。主人公のチヌはお顔がちょっと…ですが、売れっ子遊女になっていきます。最初のころは決して実力があるわけではありませんが、幸運を引き寄せる美徳のおかげで、出世街道まっしぐら。切なかったり、嬉しかったり、やっぱり切なかったりで、遊郭にいた女の子たちの等身大の姿が垣間見える一作です。

若様がチヌちゃんと別れるとは何て展開なんでしょう。後藤田様か栄太君と早く一緒になって幸せになって欲しい‼️ お姉さんは悲しすぎる状態で会わないままの方が、お互いにいいのではと思う状況ですね。若様もセツさんと一緒になって登場しなくなって欲しい。顔が似てるだけであんなになるなんて情けない‼️

ついつい読み始めてしまいます。
無料お試しで見つけて読み始めました。女郎の過酷な日常に目を瞑りたくなりながらも、チヌや若様など奥行きのある登場人物に惹かれながら読み進めています。
どれも辛い内容にも関わらず、最後は笑顔で終われるストーリーになっているのが秘訣かも知れません。

チヌ！

いい子で泣けてくる。まだ110話までしか読んでますんが、日本は昔こんな時代だったんだろうな。と思って胸が痛くなることも。若様や後藤田さん、栄太。これからの関係性が楽しみ！

面白いので。

千鳥ちゃん頑張るなと思いながら、早くお姉さんに会えるといいですね?
ですけどもなんであんなにモテるんだろう?

面白かった

広告は何度か見かけてたんですが、暗い悲惨な話は嫌だなぁと避けていた作品でした。
女郎として売られるなんて、たしかに最底辺の最悪な事態ですが、チヌ自身の人柄の良さや若様の存在のおかげで、面白く読めています。

そういえば、夏目漱石の奥さんが書かれた昭和初期の本に、「今でこそ女郎屋やってる家なんて白い目で見られますが、明治の頃は、お金持ちの家というくらいの認識でした」というような主旨の事を書かれてました。
そのくらい良くある事だったんでしょうね。

大作映画

まだ完結してないですが、大作映画のような重厚な作品だと思います。
登場人物みんながいろんな人生があって、泣けます。
若様がいつ目を覚ましてくれるのか(あるいはこのままチヌとは別れたままなのか？)も気になりますが、正直、チヌを幸せにしてくれるなら、相手は若様でなくても私は構わないと思ってます！一番気になるのは、お姉さんのサヨリです。チヌと再会して正気を取り戻して欲しいなあ。

悲しい

貧しいゆえに遊郭で身体を売らなければならない女達が悲しい
きれいでよい人だった姉が闇落ちしてしまったのが悲しすぎます