5.0
女郎の世界
最初は何気なく読んでいたが、読み進めていくうちにハマってしまった。
主人公は健気で思いやりがありとても魅力的だが危なっかしい。でも味方になってくれた周りの人たちのおかげで次々とピンチを切り抜けていく。でもそれも主人公の魅力があってこそ。
マァ坊・吉祥のところで大ピンチを迎えるが…のシーンが印象的。
若様との成り行きが気になるところまで読み進めているが、今後の展開も大いに気になる。
個人的には巴太夫が好き。
- 1
最初は何気なく読んでいたが、読み進めていくうちにハマってしまった。
主人公は健気で思いやりがありとても魅力的だが危なっかしい。でも味方になってくれた周りの人たちのおかげで次々とピンチを切り抜けていく。でもそれも主人公の魅力があってこそ。
マァ坊・吉祥のところで大ピンチを迎えるが…のシーンが印象的。
若様との成り行きが気になるところまで読み進めているが、今後の展開も大いに気になる。
個人的には巴太夫が好き。
広告は何度か見かけてたんですが、暗い悲惨な話は嫌だなぁと避けていた作品でした。
女郎として売られるなんて、たしかに最底辺の最悪な事態ですが、チヌ自身の人柄の良さや若様の存在のおかげで、面白く読めています。
そういえば、夏目漱石の奥さんが書かれた昭和初期の本に、「今でこそ女郎屋やってる家なんて白い目で見られますが、明治の頃は、お金持ちの家というくらいの認識でした」というような主旨の事を書かれてました。
そのくらい良くある事だったんでしょうね。
現在、74話まで読み進んでいます。
主人公のチヌちゃんこと、千鳥の「旦那」である「若様」の73話の言葉が、本当に素晴らしいです。
「人は人によって堕ちたりはしません」
「無理やり体を奪われたり、売っていたとしても汚れたりはしない」
「今より少しでも良くなろうとする理想を失って、自分で自分自身を見捨てた時に堕ちた事になるのです」
かつての若様の亡くなった恋人は養父に性的に暴行されていましたが、絶望せず残り少ない人生を精一杯生きていました。
それを思い出して、同じく暴行されて自殺しようとしていた女性に言うのです。
郭の中で体を売らねばならない女性たちも、その言葉を聞いてシーンとなります。
まだ子供のような女の子が、辱しめられたり、絶望したり、読んでいてつらいシーンも多いです。
そのような泥の中からも蓮の花のように希望を持って生きる主人公と周りの人々の群像劇に、心を動かされる作品でした。
どれだけの資料から遊女についてこれだけ細かく描かれたのでしょうか。男の人が金で女を買うのは、現代も同じですよね。それが変わらないから成り立つ仕事、絶対になくならない仕事なのでしょうね。でも誰でもできる仕事じゃないし、チヌのように人間味あふれる接客で人気が出るのも現代と同じような気がします。みんなお人好しで純粋なチヌが大好きですよね。旦那さんと幸せになって欲しいけど、なんだか波乱があるようで悲しいです。。。ずっと探しているお姉さんもヒドイことになってるし。チヌを応援します!
主人公の女郎、チヌの身売り〜若様という旦那(パトロン)を得て成長していく様を描くなんだか壮大な漫画です。
最初は絵が……と思ってましたが、読み進めていくうちに、その内容の面白さに魅力され絵の好みは気にならなくなりました。
信頼していたお職に裏切られたり、姉想いを利用され騙されたり、己の不出来に涙したり、同じ廓の女郎たちとの(一方的な?)小競り合い、嫉妬、若様やお客とのやり取りなどを経て、どんどんチヌが聡明で廓の2番手(80話時点)に相応しい女性になっていく様は爽快です。
心に癒えない傷を抱えた若様、そして変わってしまった姉との今後が楽しみで読み進めています。
どんな境遇にあっても前を向いて生きている主人公をみて、考えさせられることもありました。
今の時代だからこそ見てほしい作品。オススメです。
姉妹で遊郭に売られてゆく話です。
最初はあまりに辛い展開で
読むのを止めようと思いましたが
まだ幼い主人公チヌが
遊郭で自分がおかれている立場を
次第に受け入れ、
持ち前の優しさに、強さを身につけ
遊女として立派に生きていくお話です。
お姉さんに会えるのか、また
チヌの遊郭一帯の地主でイケメンの
若様との今後がどうなるのか
気になるところです。
今 課金をしながら若様の辛い過去を
読んでいるところですが
先がとっても気になります!
無料お試し分を読んでみたら止まらずいっきに最新話まで購入してしまいました。
主人公のチヌ(千鳥)が、最初はこの仕事に全く向かず逃げ出そうとするのですが、若様や巴太夫、美緒ちゃんとの出逢いを通じてとても魅力的な女性へと成長していきます。
そんなチヌの純粋さに周りの皆も心を動かされ一人また一人と仲間になっていきます。
それぞれの心情や背景も深く掘り下げ描かれていて読み応えがあるのでまずは無料分からでも是非読んでみて下さい。
こんなことが歴史的にはあったんだなぁと悲しいやら考えさせられる漫画。
若様がステキで、若様の過去が気になり課金しました。
昔好きな女性がいたけれど、その女性は父から犯されていたと知り、連れ去ろうとするが見つかり、、、、
という、まぁそんなに想像からはずれた過去ではありませんでした。
主人公が最後どうなるか気になります。
登場人物に感情移入し、更新の都度この先もう何も起きないでほしいとドキドキしながらページをめくって読んでいます。登場人物達の人柄、人生…この漫画は色々と考えさせられますね。日本人が着物や草履を身につけて口減しが当たり前にあった時代の話ですが、現代でも毎日のように世界中で報道されているメディア事だけでなく、貧困による犠牲や報道されていない暗部は今も昔も変わらずある所にはあると思いながら読んでいます。
290話まで数日掛かって一気読みした。
読んでない時間も、頭から物語が離れず、自分の話し言葉まで矢津訛りになるほど、どっぷり浸かって染み込んで、今も胸が熱い。
途中で何回泣いたことか、ある時はあまりに可哀想で、ある時はあまりに健気で、そして、深い深い温情に触れたとき、泣けて泣けて、これが泣かずにいらりょうかってほど泣いた。
とにかく、作者の取材、調査、考察、何より本作を書いてくれたことに深く感謝申し上げたい。
早く続きが読みたいと思いながら、今日も読み返している。