3.0
たんたんと
すごくすごく淡々と描かれてなるのに、主要人物の気持ちがすごくわかりやすく描写されていて淡白なのに深い。
- 0
すごくすごく淡々と描かれてなるのに、主要人物の気持ちがすごくわかりやすく描写されていて淡白なのに深い。
最初は絵が苦手かなと思ったけど、体の描き方がすごく上手で!
姿勢ひとつとっても、その人の心が滲み出てるよう。
有島くんはどちらかというと可哀想な被害者かな。
ほどよく隙もあり、無意識に人を引き寄せてしまう魅力がある。美都のような女に捕まったら、振りほどくほどの強さもなく、流されてしまう。
登場人物の、それぞれの人生の先に出会った人達のドラマ。気持ちを抑えられないまっすぐな主人公の不倫から始まる物語。どうしようもない主人公を見捨てず向かっていく親友。親友の、今後の行動がとてもきになるところです。
美都
感情で生きている美都。欲しくても欲しい愛は手に入らない。選んではもらえない。図太く生命力が強いから、後々母親のスナックを引き継いで、それなりに楽しくやりながら、空っぽの自分に嘘をつきながら年をとっていくんでしょう。絶対守らなきゃいけないものを持っていないから、ある意味お気楽。
涼ちゃん
愛さなければという観念に支配されてる人。自分を愛せないから感情を抑え込んでいる。よりにもよって感情で生きる美都に出会ってしまったのは御愁傷様でしかない。もう少しまともな感覚を持った人と出会えれば良かったのに。普段押さえ込んでいる心の底にある本性が、裏切られた事で制御できなくなってしまった。かわいそうだ。
光軌
のんきでバカで浅はかな、よくいる一般的な人。軽率な浮気をするのはこのタイプの人でしょう。4人の登場人物の中で一番嫌い。愛するものや守りたいものが分かっているのに、その場で流される。美都と別れようと会って「今日はしない。できない。」と言いながら、結局愛してもいない美都に流されて、してしまう。気持ち悪い。平気で麗華の気持ちを踏みにじれるのは何故なんだろう。何故そこまで意志が弱くいれるんだろう。根は悪くないから許してね、的な、おまけに見かけがいいから得をしているズルイ人。麗華の問いに答えるたどたどしい返事は真実で、自分の言葉と行動は薄っぺら。土下座をすれば、愛してるって言えば許されると思っているぐらいおめでたい。麗華の愛してるものを問うほど自分でも自覚しているほどのバカ。今後お利口になれるの?
麗華
読者からは怖いとか言われて人気がないようだけど、私は一番好き。今の安定した幸せな生活を全部自分で手に入れてきた。とにかく冷静に見極めながらいい子として努力してきた。今後の展開があるなら、自分ひとりでも娘を育てられるように、素知らぬ顔で今までどおり努力しながら生活していくはず。一度裏切られた事は忘れない。そして、「さよなら」を躊躇なく言えるところがいい。光軌との関係は、許したのではなく、もう少し様子を見ていく、まさしくそのとおりでしょう。
物語に続きがあるなら、麗華の今後を読んでみたい。例えば、麗華が働きに出て、頭のいい素敵な人に出会い、道を踏み外しそうなギリギリの感情をやっと保ってるような物語がいいな、と個人的には思っている。描いてくれないかな。
怖いもの見たさで読み進めちゃいました。ほんっと面白い。危険な所にハマってしまう所はスリリングです。わかるような気持ちになります。
一番好きだった人との恋愛に憧れる気持ち、妥協で結婚した人ならありますよね。それが刺激されるお話です。
主人公の感覚が怖すぎて、先に読み進めることができませんでした。初恋の相手はもっと怖い。思ってたいくえみワールドと違っちゃった。
いくえみりょうのマンガをホントに久々に読みました!久々なんてものではないくらい、何十年ぶりかな。大好きな漫画家さんでしたので。
みつの生い立ちや性格、わかるなぁって感じ。こういう生い立ちの人はどこか寂しさがあるのかなと思う。
現実に不倫はたくさんあるし
こんな人がするのかなって思う。リアルだ。
ドラマも大好きなので満点。
りょうちゃん、哀れだ…。
実写版のドラマを先に見てマンガが気になり無料版から読んでます。ドラマの俳優のイメージがついてるのでマンガのイメージと違いすぎててストーリーも若干違うので最後まで読んで違いを楽しみたいと思います。