みんなのレビューと感想「雪花の虎」（ネタバレ非表示）

初めての歴史ものということで野心作であることは間違い無いと思います。でも…ゴメンなさい歴史好きの目からはかなり物足りないです。

史実に対する新しい観点として上杉謙信女性説を採用したのは面白かったし景虎周囲の人間模様も丁寧に描けていて良かったけれど、長尾家武将の面々や小島弥太郎があまりにも可愛すぎて…弱肉強食の血で血を洗う戦国時代、取り巻く状況もやっている事も極道並みの闇世界なのにその闇も人間臭さも全然感じられないところにリアリティの薄さがまずありました。

武田を描くにしても資料の読み込みが甘いなーと…信玄の貴族然としたルックスは新鮮だったものの信義に篤く内政に軍事に辣腕を振るったカリスマ武将の魅力を描いていないところが謎だし、山本勘助があんな小ちゃい虚弱そうな男なのは何故…馬場信春とか高坂弾正を登場させた意味？典厩信繁始め討ち死にシーンに感情移入全く出来ず、温泉で何度も出くわすのも不自然。
Wikiから貼ってるだけの部分もバレバレで、やっぱり歴史に対する造詣の浅さが現れてしまっています…
(細かいですが、信玄の弔いで皆黒装束だったけど黒を着るのは明治以降の新しい習慣なので戦国時代に黒装束って凄い違和感です。)
足利義輝が折角登場したのに設定が雑で突然ナレ死ししてしまったのも残念。

女性漫画家の歴史ものは古いところで池田理代子「ベルサイユのばら」大和和紀「源氏物語」山岸涼子「日出処の天子」などが有名で、竹宮恵子も「吾妻鏡」を描いていますが全て歴史観が確立された名作揃いです。その辺りと比較してしまうので酷ではありますが、今回の東村先生には少し力の不足を感じざるを得なかったです。

歴女です。

川中島古戦場にも足を運んだ歴女です。女性説…ありますよね。
こんなお話が出て本当に嬉しい♡楽しめます！にしてもお父上の妊婦の奥様に対しての言葉が辛辣過ぎて現代人としては許せません。役立たずとは酷すぎます。そのため星を減らしました。
ストーリーとして必要な場面なのかも知れませんがそこだけ興ざめ。それ以外は好きなので星3つで。

歴史物

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上杉けんしんが女だという斬新な設定の歴史物です。でも上杉けんしんが女という
可能性と具体的な資料などが書かれており
信憑性があります。
また初心者にもわかりやすい、簡単な説明と
玄人用の細かい説明文の二つの書き方をしてくれているので、読みやすいです。

読まければ良いでしょう。　

まず。多少読みにくいですが、題材が興味深いので、個人的に気にいってます。
他の作品でも見るのですが、絵が嫌いとか、
話しがありきたりだとか、個人の嗜好だから良い
のですが、文句を付けずに読まなければ良いでしょう。

さすが東村先生。

上杉謙信女性説をこうも上手く描けてるのは素晴らしい｡

歴史物なのに難しくなくさーっと頭に入ってくるように描かれていて､読みやすく､たまに入ってくる解説も面白いです｡

歴史好きにはオススメです｡

レビューで反省

東村アキコさんの海月姫が好きすぎて、色々一通り読みましたが、どうしてもこちらは1巻を購入したけど話が入って来ないから正直ん〜と思ってたんです。でもレビューみてもう一度ちゃんとよんでみようとおもいました

歴史好きにはたまらん

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歴史好きにはたまらんなぁと思います。
もしも女だったらどうだったんだろ？？って思うと他の武将でもあったらどんな感じかなぁなんて想像力が働くお話です。

作者買い

東村さんの作品は網羅してるんですが、これは、私的にはイマイチでした。途中下に説明？がはいるんですが
それがいらないというか、ちゃんと描くのが漫画じゃないかなと。

展開に期待

この作家さんは、人物描写がリアルですごーく共感できるところに旨味があるわけで、歴史上の人物描かせるとイマイチ輝かない気がします。三谷幸喜が大河やっちゃった時と同じ空気

かっこいい

大河ドラマの直虎を思い出します。ドラマチックな戦国時代が、より面白くなるストーリー。ちゃんと取材されてて、ホントに謙信は女だったんだろうなぁーと思える作品。