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毎回毎回やり切れんが、どこか救われる。
入ったら生きて出ていくことはない終末期病棟で繰り広げられる人間模様。どこかやり切れない話ばかりだが、毎回そこにわずかな救いがある。私もやがての日には、この病棟で死にたいものだと思う。
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入ったら生きて出ていくことはない終末期病棟で繰り広げられる人間模様。どこかやり切れない話ばかりだが、毎回そこにわずかな救いがある。私もやがての日には、この病棟で死にたいものだと思う。
主に死体が出た部屋の後片付けをする特殊清掃の実話を、実際にその業務に従事しておられる方の視点から描いた話。絵柄と視点が温かいので、過酷な内容が、「すっ」と入ってくるように読める。孤独死、親子断絶、片付けられないゴミ屋敷、、、どれも何かの拍子で我々誰もが「自分ごと」になりかねない話。読んでおいて損はない。
格闘技には全く興味がない、というか、むしろ嫌いな五十男です。あんなのは暴力バカのやることだ。実際、本作にも暴力バカが何人も出て来る。しかし、もんでん先生が描くと、不思議に美しい、いつもの「もんでんワールド」になってしまうから、本当に謎だ。結局全部読んでしまった。(笑)
第85条では、記念すべき第1条の「後日譚」が描かれる。実に見事な、そして壮絶な、伏線の回収である。しかし、そのラストでは、いつもどこかシニカルなシ水さんの、深い人間愛が示され、泣ける。いつもながら素晴らしい作品である。いつまでも続いてほしい。
ちょうど由希子先生みたいな生真面目でなんでも一人で決めてしまう性格の一つ年上の高校の先生(バツイチ子持ちではなかったですが)と付き合っていたことがあるので、色々と思い出しながら懐かしい思いで読みました。もんでん作品ってどれもいいなぁ。
私も東大を出てますが、色々と生きづらいことが多いです。それでも男なので何とかやっていますが、女子はもう一つ、いや二つ三つ大変なんだろうなぁ。面白い作品が出て来たものですね。先が楽しみです。
前作もいい話でしたが、引き続いていい話でした。伏線回収というか、前作で曖昧なままだった部分も全てスッキリと解決されて、読後感言うことなし!という感じです。また他の作品にも手を出したくなりますね!
もんでん先生の描く世界は、何故いつも、こんなにも最高なのか?不条理と、悲しみと、そして愛おしさに満ちている。私は五十男だが、恥ずかしげもなくいつも夢中になってしまう。
どの話も実用的で参考になる。自分が家を買う前に出会っていたらなぁ、と思わずにはいられない。これから家を買ったり、不動産投資を始めようという方にはオススメの一作!
建築ミステリーというジャンルは初めて読みましたが、こういう謎解きというのもあるんですね。面白いです。早く続きが読みたい!(ちゃんと犯人に辿り着くんだろうなぁ)
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