4.0
ポップ
このおどろおどろしさと、うさぎのようなポップなものが同居する世界は、この人にしか描けない。母に対してぞっとする。
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このおどろおどろしさと、うさぎのようなポップなものが同居する世界は、この人にしか描けない。母に対してぞっとする。
身につまされる。少し違うけれど、私も子どもがいないとき、子どもがいるお母さんが羨ましくて羨ましくて。少しのきっかけで、いじわるする側になったかもしれない。あと、夫がもう少しね…幼稚園の夏祭りが疲れたって妻がいっても、なんで?って、まるでわからないところとか、うちもだな…
不登校がこれほど大変なものだとは、知りませんでした。最初のとまどいや、うまくいきかけたときのつまづきなど、丁寧に描かれていてよかったです。
どんぶりでそんなに、話が続くのかな、と思っていたけれど、次から次へとおいしそうなどんぶりがいっぱい。定番のどんぶりに少し変化を入れたものから、全く見たことないどんぶりまで、幅広い。委員長のキャラもかわいくて好き。
クジラ、ギフト、その言葉で言われると、きっと、現場にはあったであろう匂いとか熱さとか湿度なんかが、とたんに消えてなくなったみたい。主人公のたまきの目が左右対照じゃないところもいい。たまきの謎に引き込まれていく。
これ程、胸が悪くなるような話があるだろうか。女性の身体が呪われたもののように感じる。男性の苦悩もしっかり描いていて、男性にも同情できるように読めるところもすごい。
意外すぎる犯人だった。家族をかばう、守る行為って、相手を思っての行為なのか、世間体を気にして自分を守りたいだけの行為なのか線引きができない、グレーな部分が多すぎてわからない。傍観者の父親が一番ゆるせない。
問題のない子どもなんてありえない、その通り。見てみぬふりしないで、子どもと真剣に向き合うことでしか、事態は好転しないだろう。支援者の在り方についても考えさせられる。
ストーリーもすごく魅力的。加えて、中国の話が出てきたり、日常の延長線にはあるんだけど、行けそうで行けない、近くて遠い国の話のようでもあり、憧れる世界の話。子どもの頃の、はみ出してみたい気持ちが甦る。
恋愛の高鳴りと、残酷なまでに相手を傷つける様子が描かれていて、素直に読めてしまう。失恋のあと、こんな素敵な異性が現れるなんて、いいなあと思う。彼女が素敵だからなんだろうな。
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