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違和感
こんなにも、現代社会の、資本主義社会の、国会システムの違和感を切り取ることができる作家を他に知らない。全然関係ないニュースがただ繋げられて延々流されるあたりがすごい。そう、その違和感だよ。
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こんなにも、現代社会の、資本主義社会の、国会システムの違和感を切り取ることができる作家を他に知らない。全然関係ないニュースがただ繋げられて延々流されるあたりがすごい。そう、その違和感だよ。
この顔はどこかで見たことあると思ったら、ブラックジャックの患者だった。良心の顔。二つの話に共通するのは、神がかっていることだと思う。見るための目と伝える言葉を失くした二人の愛なんて神話みたい。そんな風に美しくありたいけれど。
妻のイラッとくる気持ちがすごくよくわかる。妻は家事育児を見返りなしに喜んで24時間やる存在じゃない。5年も口を聞かないほど傷ついている重さを夫にはわかってほしい。口を聞かなくなった最後の一押しのエピソードはすごく納得。
色んな過去があって理由があって今の暮らしがある。お金がない生活になるときだってある。働くのが当たり前、そんな常識で測れるほど社会は単純じゃない。人の心の扉を叩くのは誰?物語を読み進めたくなる。
わかるわかると何度も頷いて読んでしまった。夫は、子どもがいても、今までとかわらないペースで暮らすことに何の疑問もない。妻には、毎日休みが一秒もないことに気づきもしない。乳児と24時間一緒って、24時間働いているということ。そんな想像すらできない男につける薬でもあればいいのに。
最近、手芸店でも、登場人物たちの着物柄の生地を、コーナー作って販売している。もちろんストーリーもいいのだが、この大ヒットには、あの着物の美しさも一役かっているような気がする。ちょっととんちんかんな会話も大好き。
こんなにも、女性に何があっても、動じることなく愛し続けてくれる男性なんているんだろうか。そこが、おとぎ話だけど、そんなおとぎ話にしびれてしまう。また対極の小田切さんがかっこいい。悪い男の魅力。
一番ハマった漫画。輪君が大好き。友人も恋人も、お互いに惹かれ合っているのに、言葉をはさむことですれ違ってしまう。前世も現世も同じ。ラストは本当に感動的。線を一本一本愛おしく描いているような初期の絵が好き。
烏賀陽弘道さんが褒めていたので読んでみた。すごい。このショックを一週間くらい引きずりそう。普通に見える家庭の中の隠れたハラスメント。少なからず体験している人はいるだろう。私も同居してた実母に、「私の方が家事育児できてるし、頑張ってる」って言われただけで悲しかった。私が母だ!って。結局、別居したな。すべてとってかわられた日にはどれほど悲しいだろう。そうなれば毒親を通り越して悪魔だよ。ワンオペも地獄なのわかるけど。一番悪いの夫じゃね?って気もしてくるな。お前も少しは育児しろ!女にばっかり任せてんじゃないよ!
お坊ちゃんの政治家や官僚にこそ読んでほしい。きっと、今ここで起きていること。社会という荒野では、戦うすべを知らないものは、骨の髄までしゃぶられることを教えてくれた作品。法は戦う武器になりえる。明日は我が身。警察の当てにならないサラリーマンぶりをサラッと描いているところもいい。奴ら、自営業者より、かなりぬるま湯で生きてるね。
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チワワちゃん