5.0
法律は盾であり矛
とにかく勉強になる漫画です。法律で解決できる家族間のトラブル例が次々に出てきます。法律を私たちを守ってくれる盾にすることも、戦うための矛にすることもできると、アラ古稀のベテラン弁護士怜華さんが教えてくれます。そしてアラ古稀だからこそ、「老婆心ですが」の口癖から始まる、法律外のアドバイスが説得力を持って胸を打ちます。法律や制度を知り尽くし、経験豊富な怜華さんですが、義理の愛息子の妻でヤンママ風の杏奈さんにはたじたじとなる場面もあって、とっても微笑ましい。年齢を当て擦ったりしていがみ合う二人だけど、実は思っていることはよく似てて、悪くない嫁姑関係です。このマンガも映像化して欲しいです。弁護をするなかで事件を解決するような弁護士の話も面白いけれど、誰もが当事者になる可能性のある法律問題を扱うドラマはあまりないし、こんな素敵に年齢を重ねた女性主人公の物語もぜひ見てみたいです。怜華さん役は黒木瞳さんがぴったりじゃないかな!
- 0
アラ古希弁護士 怜華