4.0
思ったよりコワイ
タイトルが『どすこい』だし、絵も明るいタッチなので、軽い気持ちで夜中に読んでしまいました。けっこうコワイじゃないか…。実録ホラーです。ただ主人公というか語り手が元気で明るいキャラクターなので、少し怖さが緩和されます。ものすごく怖い話を求める方には物足りないかもしれません。
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3348位 ?
タイトルが『どすこい』だし、絵も明るいタッチなので、軽い気持ちで夜中に読んでしまいました。けっこうコワイじゃないか…。実録ホラーです。ただ主人公というか語り手が元気で明るいキャラクターなので、少し怖さが緩和されます。ものすごく怖い話を求める方には物足りないかもしれません。
平均寿命の半分を過ぎて、これからの自分を想像することが多くなりました。そして小説でも漫画でも、人生の先輩たちを描いた作品に自然に目がいくように。特にこの『傘寿まり子』は私自身小説家を目指した時期もあったため、心引かれる要素が多い漫画です。主人公のまり子がスーパーおばあちゃんじゃないところが好きです。集まってくる仲間たちも十人十色で魅力的。ドラマ化したら、と考えるのですが、主人公まり子は市原悦子さん…もうおられないので実現不可能ですが、真顔で無邪気に鋭い問いを発するまり子を市原悦子さんの演技で見てみたい!と思ってしまいます。まだ100数話読んだところで、レトルのこれからも、家族との問題もこの先どうなるのか楽しみにしています。
まだ試し読みで四話だけですが、気に入りました!地元が京都なので知っているお店が登場するのも楽しい。料理の絵は分かりにくいところもあるけれど、台詞での表現が的確でどれも美味しそう。四話のカランのチーズケーキは亡くなった母の好物でした。年を経たカラスが変身したというと不気味になりがちなのに、カラス君の素直で健やかなキャラクターも素晴らしい。京都のお寺に本当にいそうなおばあちゃんも好きです。
医療現場のあまり知られていない仕事を描く漫画が好きなので試しに読んでみました。日本では麻酔科医が不足していると聞いたことがあり、実際医療現場でこのような扱いを受けているなら、これはなり手が少なくなるそうだと思いました。男社会である病院での女性スタッフに対する扱いのひどさも描写されている一方で主人公はじめ女性キャラクターの絵が極端に性的に見えるのが気になりました。全裸のシャワーシーンも不要ですよね。ちょっと読み続ける気を失ってしまいました。女性主人公の物語なので女性向け漫画で読みたいです。
『透明なゆりかご』で作者を知り、命を見つめる目の温かさと鋭さに感動したので、ターミナルケアを扱うこの作品も間違いないだろうと思って読み始めた。シンプルな絵と言葉なのに、生きることの素晴らしさを訴えてくる力強さ。どの話も胸に深く刺さって、読むのにも体力が必要だ。けれど、『透明な~』もそうだったように、結末では読者に希望を与えてくれる。沖田×華、時代に求められている漫画家だと思う。
「ミステリと言う勿れ」と、分類すれば明らかにミステリだと思うのに、ミステリであることを拒むタイトル。謎めいたそのタイトルが、そのまま主人公久能整自身を暗喩しているようだ。久能整はこの物語の中では探偵役。◯ナンくんのように行く先々で偶然か仕組まれてか事件に巻き込まれる。しかし事件の謎を明晰に解き明かす彼自身に、読者に知らされない謎があることが示される。飄々とした、平凡な(ただ少し孤独な)大学生と見せかけて、この物語のブラックホールのような主人公、こんなミステリはちょっとない。会話劇であり、コミックというより小説を読むような充実感のある作品。最後まで読みたい。
無料分を泣きながら読みました。主人公の姉妹の周りのいろいろな家族の、厳しい現実とそれぞれの幸せの形が描かれ、結末では心に明かりが灯るような物語です。街並みの絵が昭和生まれには懐かしい。子どもたちが中心になる物語なので、子どもにも読みやすいと思います。
亜子ちゃんと同じように、カッコいいおばあちゃんに惚れ込んでしまいました。田舎の保守的なコミュニティにはいいイメージがないのですが、現実にこんな大奥様がいらしたら痛快でしょうね。なれるものならこんなおばあちゃんになりたい。余談ですがドラマ化するならあと10年ほど先に米倉涼子さんに演じてほしい!
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どすこいスピリチュアル 呪詛の家